ノラから美容室猫に…高い美意識の三毛猫ハナちゃん

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2020年09月22日 12:00  まいどなニュース

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写真 ノラから美容室猫になったハナちゃん。今はそっくりのぬいぐるみがいます
 ノラから美容室猫になったハナちゃん。今はそっくりのぬいぐるみがいます

 今回の主人公は、都心のとある美容室で暮らし多くの人に愛された三毛猫のハナちゃんです。

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 ノラ猫だったハナちゃんは、ノラでありながら別のお店の玄関先で、気ままに「看板猫」を務めていましたが、そのお店がなくなった頃から美容室に顔を出すようになりました。美容室のオーナーはハナちゃんを快く迎えて、安心したハナちゃんは、外の生活を楽しみながら美容室を住処としました。

 もともとおっとりして物静かなタイプのハナちゃん。美容室の落ち着いた雰囲気にもしっくりと馴染み、入り口でリラックスして寝ていることもあれば、猫好きなお客様がいらっしゃると、ちゃっかりお客様の膝の上に乗ってしまうことさえありました。

 出入り自由な生活をしているハナちゃんですから、汚れが目立つことがあります。お客様に失礼があってはいけないと、美容室のオーナーはハナちゃんをシャンプーすることにチャレンジ!。その道のプロであっても相手は猫、普段はおとなしいハナちゃんもさすがにシャンプーは苦手で大暴れ。1回で懲りたオーナーとハナちゃんは、月1回、トリミングサロンに通うことになりました。

 それでもまた外で汚れて帰ってくると、ブラッシングをしてもらったり、体を拭いてもらったりと、ハナちゃんはそれはそれは大切にしてもらっていました。その結果、ハナちゃんは飼い猫以上に美意識の高い猫になり、お世話をしてくれるオーナーもすっかり「飼い主」さんになりました。ハナちゃんを愛し、自由にさせてくれたオーナーを信頼していたからこそ、ハナちゃんもお店でお行儀よく過ごしていたのでしょうね。

 ハナちゃんの幸せな美容室生活は、腎疾患で亡くなるまで続きました。今でも、時折お客様の話題にのぼり、命日にはお客様からお花が届き、多くの人の心に残っています。そして今、美容室では、お客様からいただいたというハナちゃんそっくりな猫のぬいぐるみが、みなさんをお出迎えしています。

◆小林由美子(こばやし・ゆみこ) 獣医師。1990年開業の埼玉県ふじみ野市「こばやし動物病院」院長。米国で動物の東洋医学、自然療法を学ぶ。治療はもちろん予防やしつけなどにも造詣が深く、講演活動も行う。ペットと飼い主双方に寄り添う診療が信頼を得ている。

(まいどなニュース/デイリースポーツ)

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