2020ー21シーズンのセリエAが開幕し、ミランとボローニャが対戦した。
昨シーズン6位のミランでは、途中加入ながら10得点を記録したエースのズラタン・イブラヒモヴィッチが最前線。注目の新加入MFサンドロ・トナーリはベンチからのスタートとなった。一方のボローニャは昨シーズン12位。日本代表DF冨安健洋は今シーズンからセンターバックに主戦場を移しており、この試合ではダニーロとのコンビでスタメン入りした。
11分、イブラヒモヴィッチがエリア内でボールを受けると、切り返しからマークする冨安をずらしてシュート。冨安が足をなんとか伸ばしてコースを消し、シュートは枠の外へそれた。
28分、イブラヒモヴィッチがエリア内の深いところでボールを受けると、再び冨安とのマッチアップ。足裏を使った切り返しからゴール前へクロスを送ったが、フリーで飛び込んできたイスマエル・ベナセルがシュートミス。ネットを揺らせない。
スコアが動いたのは35分、左サイドのテオ・エルナンデスがアーリークロスを上げると、イブラヒモヴィッチが打点の高いヘディングで合わせてネットを揺らした。
さらに後半に入って49分、ベナセルがリッカルド・オルソリーニに倒されてPKを獲得。イブラヒモヴィッチが右上へ豪快に蹴り込み、この日2点目を記録した。
イブラヒモヴィッチは63分にもカウンターから抜け出し、GKをかわして左足でシュートを放ったが、ゴール左に外れてハットトリックならず。
ボローニャが決定機を作るシーンもあったが、88分にミッチェル・ダイクスが2枚目のイエローカードを提示されて退場。終了間際に冨安がFKから至近距離でヘディングシュートを放ったものの、GKの正面に飛び得点を挙げることができずにタイムアップを迎えた。
【スコア】
ミラン 2−0 ボローニャ
【得点者】
35分 1−0 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ミラン)
51分 2−0 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ミラン/PK)