腹痛から助けてくれた怪物の正体は……? 夢と現実が交差する世にも奇妙な実話漫画

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2020年09月22日 20:08  ねとらぼ

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ねとらぼ

写真奇妙な夢のお話
奇妙な夢のお話

 怪談話を収集するにあたって、最も効率的な方法は「出会った人たちから、地道に話を聞き出す」こと。幽霊なんて信じない、という人であっても「不思議な体験はなかったか」と切り口を変えて尋ねれば、ひとつやふたつは奇妙な体験談を語ってくれるものです。



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 今回ご紹介する作品は、そのように集まった奇妙な体験談のひとつ。それはただの夢だったのか……実話ならではの面白さをご体感ください。



 ある女性から聞いたお話。彼女にはよく見る夢があるそうで、それは「居心地のいい縁側に座っていると、部屋の中の暗闇からシワシワの手が伸びてきて、ちょっとした何かをくれたり、たまにくれなかったりする」というものでした。不思議なことに、その手の主は、決して姿を現そうとはしなかったそうです。



 ある晩、女性が激しい腹痛に苦しんていた時のこと。いつの間にか寝入ってしまった彼女は、例の夢の縁側に横たわり「痛い痛い」ともがいていたそうです。



 すると苦しむ女性の体を白い布のようなものがふわりと覆います。それは布団……ではなく巨大なティッシュのような質感をしていました。ティッシュをかけてくれたのはいつもと同じ声の主。しかしその手は人間のものではなく、巨大な獣の腕に変わっていたのです。



 硬い肉球で頭をなでる声の主。「いたいのいたいのとんでいけ」と、ニコニコしながらたどたどしくしゃべる巨大な獣に、女性はふと昔の出来事を思い出しました。



 それは8年前のこと。女性は「京都へ行きたい」という突発的な衝動に駆られ、京都にある「伏見稲荷大社」へ向かいます。お参りを済ませ山を降りていると、砕けた小さなキツネの像を見つけました。彼女は近くの祠をきれいにして、ばらばらになったキツネの像をティッシュでくるんだ後、「痛いの痛いの飛んでいけ」となでてやり、祠の中へと納めたそうです。



 女性が目を覚ましたところ、腹痛はすっかり治っていました。女性は思い返します。今まで夢に出てきた「あれ」は、あの時に拾い上げたキツネの像だったのかも。そう思った女性は、誰に聞かせるでもなく「ありがとう」とつぶやいたのでした。



 作者は漫画家のみつつぐさん。サンライズが運営するガンダム情報の公式ポータルサイト「GUNDAM.INFO」にて、『週刊ガンダムニュース』を連載中。また、ぶんか社で連載していた怪談漫画をまとめたコミックス『霊感なんて無いと思ってた〜怪談フラグぜろ〜』が10月10日に発売予定です。



作品提供:みつつぐさん



たけしな竜美


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