山口達也容疑者への警察対応と報道は行き過ぎ…「アルコール依存症」への理解を 水谷修氏の訴え

60

2020年09月23日 16:20  まいどなニュース

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

まいどなニュース

写真山口達也容疑者を乗せたと思われる警察車両=警視庁(画像は一部加工しています)
山口達也容疑者を乗せたと思われる警察車両=警視庁(画像は一部加工しています)

 アイドルグループ「TOKIO」の元メンバー・山口達也容疑者(48)が22日に道路交通法違反(酒気帯び運転)の疑いで警視庁に逮捕され、一夜明けた23日も引き続き、テレビをはじめとしたメディアで大きく報じられている。「夜回り先生」こと教育家の水谷修氏は本人について「アルコール依存症」であると指摘した上で、逮捕した警察側や「一般人」となっている同容疑者に対する過剰な報道に異議を唱えた。

    ◇   ◇   ◇

 22日午後、テレビから緊急放送のテロップが流れ、元TOKIOの山口氏が酒気帯びでバイクを運転し、自動車に追突して逮捕されたというニュースが報道されました。その後、午後や夕方のワイドショー、報道番組で、繰り返し報道されています。このことに私はいくつか違和感を抱きました。

 まず1点は、山口氏は、現在タレントではありません。一般人です。確かにかつては有名なタレントでしたが。その一般人が、このようなかたちで逮捕されたことを、緊急放送で流すことが、報道としてあるべき姿なのかという点です。これは、やり過ぎであり、行き過ぎだと私は考えます。

 2点目は、特にワイドショーで、何人かのコメンテーターが、かつての事件を持ち出して、まだ懲りていない。反省していないと、彼や彼の人格を攻撃していることです。まず、間違いなく、彼は、「アルコール依存症」でしょう。

 「アルコール依存症」は、間違いなく病気です。本人の反省や意思の力で乗り越えることができる人はまれで、きちんとした専門機関で治療を受ける必要があります。また、自助グループ等の手助けも必要です。しかも、彼は、精神的な病気の治療を受けていたという情報もあります。精神的な病気を持つ人に対しては、報道には一定の自主的規制があるはずです。

 今回このような事件が起きた背景には、彼はもちろん、周りの人たちが、「アルコール依存症」が治療の必要な病気であるという認識に欠け、意志が弱いからとか、だらしないからと考えたことがあると考えます。

 3点目は、警察が彼を逮捕したことです。彼は、「当て逃げ」をしたわけでもなく、警察に対して反抗もしなかったようです。その彼を、逮捕し身柄を留置所に拘束する必要があったのか。また、その逮捕を、通常の定例の警察発表ではなく、即座に報道に伝える必要があったのかということです。私は、これも行き過ぎだと考えます。

 テレビの報道が、彼を袋だたきにしている姿や、警察が、まさに見せしめにしようとしているかの対応に、私は、恐怖を感じます。

 人はだれでも、間違いを犯します。罪を犯すこともある。しかし、それを反省し償いをすれば、またやり直すことができる。それが、社会の本来の在り方だと考えます。ましてや、心の病を抱える人に対しては。「罪を憎んで、人を憎まず」こんな当たり前のことが忘れられています。

 警察には、早期の釈放と在宅起訴を。各メディアには、節度と心ある報道を求めます。

動画・画像が表示されない場合はこちら

このニュースに関するつぶやき

  • 誰かが寄り添ってあげれてればこうなることもなかったんだろうがな。 前回の一件ですべてを失った自業自得とはいえ孤独に置かれた彼が酒に走るのは必定
    • イイネ!0
    • コメント 1件
  • 飲酒運転は犯罪ですがねぇ。人身事故で同じことが言えますか?
    • イイネ!27
    • コメント 1件

つぶやき一覧へ(47件)

前日のランキングへ

ニュース設定