バルセロナは23日、スペイン代表FWアンス・ファティが正式にトップチームに昇格したことを発表した。
トップ昇格に伴い、背番号は「31」から「22」に変更。22番はインテルに移籍したチリ代表MFアルトゥーロ・ビダルが昨シーズンまで着用しており、過去にはブラジル代表DFダニエウ・アウヴェス、元アルゼンチン代表FWハビエル・サビオラなどがつけていた。また、昨年12月に更新した契約の条項にあったとおり、違約金は1億7000万ユーロ(約209億円)から4億ユーロ(約492億円)に増額された。
ファティは2002年10月31日生まれの現在17歳。西アフリカのギニアビサウ出身で、2012年に当時10歳でバルセロナの下部組織に入団した。2019−20シーズンの昨年8月25日に行われたリーガ・エスパニョーラ第2節のベティス戦で途中出場し、クラブ史上2番目の若さとなる16歳298日でトップデビューを飾った。
さらに同年8月31日に行われた第3節のオサスナ戦では16歳304日で初ゴールを決めて、クラブ史上最年少得点を記録。昨シーズンは公式戦33試合に出場し、8ゴールを挙げて大ブレイクを果たした。
また、今年9月にはスペイン代表でもデビューを飾り、2試合目の出場となった9月6日のウクライナ戦では17歳311日で初ゴールを決めて、スペイン代表史上最年少ゴール記録を塗り替えた。
なお、ファティは今月11日の練習で右臀部を負傷したものの、19日に行われたジョアン・ガンペール杯のエルチェ戦に先発出場して64分までプレー。クラブ公式サイトによると、27日に行われるチームの今シーズン初戦、リーガ・エスパニョーラ第3節ビジャレアル戦にも出場可能なようだ。