ペンシルベニア州立大、研修医の燃え尽き症候群の予測にウェアラブルデバイスを活用!

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2020年09月24日 09:01  Techable

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[caption id="attachment_138143" align="alignright" width="300"] Image: Penn State Health[/caption]新型コロナの対応で、多忙を極めた医師の健康状態を把握しておくことはこの先も重要になりそうだ。その際、身体的な症状だけでなく、精神的な症状の予測が望まれる。

ペンシルバニア州立大学の研究者は、ウェアラブルデバイス「WHOOP Strap 3.0」を用いて研修医の健康状態を測定し、うつ病や燃え尽き症候群を予測しようとしている。WHOOPでストレスレベルをモニタリング[caption id="attachment_138144" align="alignright" width="300"] Image: WHOOP[/caption]研究では心拍変動を評価し、うつ病や燃え尽き症候群の指標として利用できるかを見るようだ。このために、心拍数や消費カロリーが測定できるWHOOP Strap 3.0を利用し、研修医のストレスレベルをモニタリングする。

研修医38名を被験者とする研究プロジェクトは7月1日に開始。1年間を通して生理学的データを収集する計画だ。データは、週に1回の聞き取り調査で得る主観的評価と照らし合わされる。

ウェアラブルデバイスでのデータに加えて、ストレスの指標となる唾液のコルチゾールレベルも測定するとのこと。システムベースの介入でストレスレベルを緩和[caption id="attachment_138145" align="alignright" width="300"] Image: WHOOP[/caption]被験者にストレス過多の兆候が示されれば健康管理のための介入が入ることになっている。ストレスレベルの緩和策としては、勤務スケジュールの見直しや、内省および運動を促すことに加え、システムベースの介入の可能性もあるとのこと。

研究成果は、研修医のうつ病と燃え尽き症候群の事前予測システムや、これに応じた適切な介入手法の開発に利用される。

先行研究では、うつ病と燃え尽き症候群が医療ミスの増加につながる可能性が示されており、ウェアラブルデバイスを利用した管理手法の開発が待たれる。

参照元:Researchers to use wearable device to measure resident wellness, prevent burnout/ News Wise

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