安東弘樹のクルマ向上委員会! 第37回 現行モデルとの違いは? 安東弘樹、新型「レヴォーグ」に乗る!

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2020年09月25日 07:11  マイナビニュース

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スバルのスポーツワゴン「レヴォーグ」が近くフルモデルチェンジを迎える。その走りは「もはや次元の違うレベル」との触れ込みだが、実際のところ、現行型との違いはどれほどなのか。安東弘樹さんが袖ヶ浦フォレストレースウェイで乗り比べた。

※文と写真はマイナビニュース編集部・藤田が担当しました

○国内の主力モデルが新型に!

レヴォーグの現行型(初代)は2014年に発売となり、これまでに累計約11万台が売れている。スバルにとって、日本国内の中心モデルだ。新型(2代目)はスバルの「グランドツーリング思想」を継承し、「より遠くまで、より早く、より快適に、より安全に」移動できるクルマを目指して開発。開発責任者の五島賢さんによれば、新型レヴォーグでは「先進安全」「スポーティ―」「ワゴン価値」の3つの価値にこだわったという。

新型レヴォーグのボディサイズは全長4,755mm(現行型比で+65mm)、全幅1,795mm(同+15)、全高1,500mm(現行型と同じ)。パワートレインは1.8リッターの水平対向ターボエンジンで、最高出力は177馬力、最大トルクは300Nmとなっている。広角化したステレオカメラや前後側方のレーダーなどを活用した先進の安全技術「新世代アイサイト」は全車で標準装備。準天頂衛星やGPSなどからの情報と3D高精度地図データを活用することで、自動車専用道路での「渋滞時ハンズオフ機能」(時速50キロ以下で使用可能)などを可能とする「アイサイトX」を搭載するモデルも選べる。グレードと価格は以下の通りで、アイサイトX搭載モデルは35万円の増額となる。

■新型「レヴォーグ」のグレードと価格
●グレード「GT」:17インチタイヤ、運転席8WAYパワーシート、前席シートヒーターなどを採用。内装はトリコットシート&シルバーステッチ。価格は280万円台
●グレード「GT-H」:18インチタイヤ、運転席10WAYパワーメモリーシート、助手席8WAYパワーシート、後席(左右)シートヒーター、ハンズフリーオープンリヤゲート、インテリアアンビエント照明などを採用。内装はトリコット&ファブリックシートにブルーステッチ。価格は300万円台
●グレード「STI Sport」:内外装を専用化。内装はボルドー/ブラックの本革シートにレッドステッチ。価格は330万円台

五島さんは新型レヴォーグの走りを「もはや次元の違うレベルに到達したといっても過言ではない」と表現する。その性能を試すべく、安東さんは袖ヶ浦フォレストレースウェイ(千葉県袖ケ浦市)に愛車・ロータス「エリーゼ」で現れた。まずは比較のために現行型に乗り、続いて新型に乗り込んだ安東さんに、新旧の違いなどを聞いてみた。

○新旧の違いは明確?

マイナビニュース編集部(以下、編):まず、デザインはいかがですか?

安東弘樹さん(以下、安):そうですね、いわゆる“売れる”デザインだと思います。シャープになっていて、普通にカッコいい。欧州のトレンドとは違う方向性というか、線が複雑に入ってますね。

編:面で見せるというか、シンプルなデザインが増えている中で、独特な感じですね。

安:でも、日本人が好きなデザインなのかもしれませんね。トヨタの「C-HR」が売れてますから。(2019年の)東京モーターショーに新型レヴォーグのプロトタイプが展示されていましたけど、みんな「カッケー!」とかいってましたからね。

(新型に乗り込み、サーキットへ)

安:あー、CVT(無段変速機、ギアのないトランスミッション)が明らかに良くなってますね。反応が良くなってます。あと、メーターも見やすくなりました。

編:エンジン音も、さっきより力強いみたいですね。

安:スポーティーになってますね。お、ストレートでは時速135キロを超えました。旧型では、同じテンションで踏んでも120キロちょっとだったので、速度域が全く違います。新型に比べれば、旧型は「もっさり」した感じでした。同じ「スポーツ」モードで走っているんですけど、全然違う。

編:現行型が「もっさり」だとすると、新型はどんな感じなんですか?

安:「しゃきっと」している感じですね。

編:狙った通りに動く?

安:近いですね。

編:しゃきっと動けば速いでしょうし、運転していて安心感もあるでしょうね。

安:そうですね。さっきより楽しいです。

編:ポルシェに長く乗っていらした安東さんに聞いてみたいと思っていたんですけど、ポルシェもスバルも水平対向エンジン(ボクサーエンジン)が特徴ですよね。ボクサーならではの良さって、感じますか?

安:そうですねー、なんだろう、「ビート感」はすごくいいですよね。独特の不等長な音がするじゃないですか。あの感じは、すごくいい。唯一無二の音ですよね。

編:ボクサーエンジンは低重心とも聞きますが、それは感じますか?

安:もちろんあるんでしょうけど、それは今回くらいの、公道のスピード域では、私には感じられないですね。サーキットで、もうちょっと攻めた、スキール音(タイヤがキュルキュルいう音)をさせるような走りをすれば、分かるんでしょうけど。

(※編集部注)今回の試乗では、スキール音をさせない程度で走るよう事前にお達しがあった

編:このご時世なのに、レヴォーグは電動化していないんですね。ハイブリッドもないようですが、それは大丈夫なんでしょうか。

安:どうなんですかね、たぶん、このクルマに関しては、そういうアプローチじゃないということなのかな。そこは、メーカーの人にも聞いてみたいところですね。パワーブーストという意味でも、ハイブリッドを付けてもよさそうなものですけど。でもやっぱり、コストが問題なのかなー。

編:280万円からのクルマではあるんですけどね。

安:予算の中で、どのくらいのことをするのかということですよね。

編:新旧のレヴォーグを試乗してみて、いかがでしたか?

安:違いがはっきりと分かりました。劇的な変化を感じたので、開発陣の皆さんの努力は、素直にすごいなと思います。CVTなので、私が購入を検討することはないですけど、日本のワゴンユーザーにとっては「希望の光」じゃないですか。そこはもう、ずっと頑張っていってほしいですね。高速道路なんかだと、ワゴンは絶対に、ミニバンやSUVに比べて疲れない。そこはもう間違いないです。

編:SUVが流行ってますけど、たくさん荷物が積めて、走りも楽しめるクルマが欲しい方には、ステーションワゴンのレヴォーグも忘れないでほしいと。

安:「ちょっと1回、乗ってみてはどうですか」という感じです。ただ、ツインクラッチとか、別のトランスミッションでも乗ってみたいなー!

安東弘樹 あんどうひろき 1967年10月8日生まれ。神奈川県出身。2018年3月末にTBSを退社し、フリーアナウンサーとして活躍。これまでに40台以上を乗り継いだ“クルママニア”で、アナウンサーとして初めて日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員を務める。 この著者の記事一覧はこちら(安東弘樹)
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