「半沢直樹」放送時間に合わせて消灯延長 フェリーの“恩返し”神対応に称賛の声

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2020年09月25日 11:00  AERA dot.

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写真ドラマ「半沢直樹」で主演を務める堺雅人(c)朝日新聞社
ドラマ「半沢直樹」で主演を務める堺雅人(c)朝日新聞社
 俳優の堺雅人が主演する連続ドラマ「半沢直樹」(TBS系、日曜午後9時)の第9話が9月20日に放送され、関東地区で平均視聴率24.6%(ビデオリサーチ調べ)を記録した。これで9話連続の20%超えとなり、27日の最終回でどこまで数字を伸ばすか注目が集まっている。

【写真】消灯時間が延長された「フェリーさんふらわあ」の大部屋

 そのなかで、同日に運航した大阪発・別府行きの「フェリーさんふらわあ」がとった対応が話題になっている。

 第9話は15分拡大され、放送時間の終了は午後10時15分。さんふらわあには「ツーリスト」というテレビ付きの大部屋があるが、消灯時間は通常は午後10時。ところが、この日は半沢直樹のドラマ放送が終わるまでの数分間だけ消灯時間が延長されたという。

 このことに気づいた乗客が、ツイッターで<本来なら10時消灯のところを半沢直樹が終わるまで7分待ってくれたさんふらわあにもっとみんな乗ってあげて>と投稿すると<なんとも粋な計らい><細やかな心配りが愛される会社の歴史を作るんだろうな>などと称賛の声があふれた。この投稿は6000回以上(25日現在)リツイートされた。

 この日の消灯時間の午後10時といえば、“政界のドン”こと箕部啓治幹事長(柄本明)が半沢直樹に土下座を迫り、これに東京中央銀行の大和田暁取締役(香川照之)が半沢の肩を力づくで抑えて頭を床につけさせようとしたシーンが放送された時間だ。「半沢直樹」第2シリーズの名場面の一つになったが、大部屋にいた人は無事に見終えることができた。

 ネットで相次いだ賞賛の声に、さんふらわあの公式ツイッターは<ご乗船いただいたお客さまに、ささやかですが「恩返し」です>と、大和田の決めセリフ「恩返し」を使って返答。シャレの効いた投稿に、こちらも3000回以上(25日現在)リツイートされている。

 さんふらわあの広報担当者によると、消灯時間を延長したのは「毎回ドラマを録画して楽しんでいた乗組員の判断」だという。もちろん、勤務中の乗組員はドラマを見ることはできない。

  ただ、「半沢直樹を楽しみにしているお客様もたくさんいらっしゃると思って、最後まで見てほしいと消灯時間を延長したとのことです」と話す。

 乗組員のさりげない気配りが“神対応”として絶賛されたわけだが、消灯時間の延長は乗組員の裁量に任されているとのこと。27日の最終回も15分拡大で放送される予定だが、「お約束はできませんが、現場の判断となります」(前出の広報担当者)という。

 さんふらわあは、新型コロナウイルスの影響で乗客数を制限しての運行が続く。放送時間が延長された大部屋も、客同士の間隔を3席分(約2メートル)空ける対応を取っている。広報担当者はこう話す。

「コロナの状況下のなかで、お客様にご乗船いただくことはとてもありがたいことだと思っています。今後もお客様のためにサービス向上に努めてまいります」

 コロナで苦しい状況にあるフェリー業界にとって、乗船することが一番の″恩返し″であることは間違いない。(本誌取材班)

※週刊朝日オンライン限定

このニュースに関するつぶやき

  • ドラマを楽しみにしているお客に対して、粋な計らいDEATH!
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  • @コロナで苦しい状況にあるフェリー業界にとって、乗船することが一番の″恩返し″であることは間違いない・・GOTOを感染拡大キャンペーンだのGOTOトラブルだの批判していたAERA
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