リヴァプールの若手DFネコ、ミス非難されSNS閉鎖…ファンは同情「彼は成長途上の19歳」

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2020年09月25日 21:33  サッカーキング

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ファンがネコ・ウィリアムズのSNS閉鎖を心配 [写真]=Getty Images
リヴァプールに所属するウェールズ代表DFネコ・ウィリアムズの公式Twitterが閉鎖され、現地で波紋を呼んでいる。25日、地元紙『リヴァプール・エコー』が伝えた。

 リヴァプールは24日、カラバオ・カップ3回戦で3部のリンカーン・シティと対戦。FW南野拓実が2ゴール1アシストの活躍を披露するなど、7−2で勝利した。N・ウィリアムズも同試合に出場したが、1失点目のシーンでは守備対応を誤って間接的ながらも失点に関与してしまい、ネット上で批判を集めることになってしまったようだ。

 N・ウィリアムズのTwitterアカウントにも直接、同選手の失敗を責め立てる心ないメッセージが多数届いた模様。これを受け、同選手は試合後からTwitterのプロフィール画像や背景画像を黒一色に変更している。このことに気付いた現地のリヴァプールファンの間では、生え抜きの若手DFを擁護し、メッセージを送った人々を非難する動きが広がっている。

 イギリスメディア『アスレティック』のリヴァプール番記者ジェイムズ・ピアース氏は、「ネコ・ウィリアムズは、プロとして理想的な傑出した若手だ。(リヴァプールの)ユルゲン・クロップ監督も、(代表の)ライアン・ギグス監督も大きな期待を寄せている。彼はまだまだ成長途上の19歳で、時折ミスを犯すこともある。7−2で勝利したにも関わらず、“ファンと呼ばれる一部の人々”は彼を非難することでまたも評判を下げている」と、N・ウィリアムズを擁護した。

 また、リヴァプール系のメディアでライターを務めるサイモン・スティアーズ氏もこの件に言及。N・ウィリアムズと同様に下部組織出身で、トップチームでのチャンスをものにして一気にスターダムを駆け上がったイングランド代表DFトレント・アレクサンダー・アーノルドを引き合いに出し、若手に対する過剰な批判への警鐘を鳴らした。

「ネコ・ウィリアムズはトレントと同様、とても現代的なサイドバックだ。ネコ・ウィリアムズはトレントと同様、彼のポジションで守備的な役割をになっていく必要もある。ネコ・ウィリアムズはトレントと同様、若く、その才能は天井知らずだ。ミスが成長を促す。マンチェスター・U戦でのトレントを覚えているかい?(※マーカス・ラッシュフォードに2ゴールを許し、1−2で敗れた2018年3月の試合)」

「ネコが十分じゃないと思うなら、クロップ監督の采配にも疑問を投げかけているはずだ。彼は日々選手たちと仕事をしているけど、そこで何か大きな問題が生じたことはなかったよね。何かを判断する前に、彼らの成長を促そうじゃないか。彼を批判することは、彼の成長に繋がらない」
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