ドラフトまであと1カ月。 今年の1位指名候補はこの12人だ!

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2020年09月26日 11:21  webスポルティーバ

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◆山本昌がドラフト候補の高校生9投手を診断>>

 10月26日のドラフト会議まで、あと1カ月。コロナ禍でアマチュア球界も一時はどうなることかと危ぶまれ、スカウト陣も例年より視察回数が大きく減っている。それでも、今年は初めてプロ志望高校生合同練習会が実施され、大学野球の秋季リーグ戦や社会人野球の都市対抗予選も開催されている。ドラフト会議に向けて、どの選手が状態を高めているか少しずつ見えてきた。

 そこで現時点での情報を元に、ドラフト1位指名が予想される12名の有望選手をピックアップしてみた。




 まず、巨人の1位予想が有力視されているのが、佐藤輝明(近畿大)である。身長187センチ、体重94キロの大型スラッガーで、全身をダイナミックに使うスイングには日本人離れしたスケールがある。まだ粗さもあり、巨人が求める「即戦力外野手」という選手像に合致するか若干引っ掛かりを覚えるが、NPBで才能を磨けば球界を代表するホームランバッターに育つ可能性がある。

 ほかに佐藤を狙っている球団を見つけるには、3年前のドラフト会議を検証すると手っ取り早い。同年の目玉は清宮幸太郎(日本ハム)であり、安田尚憲(ロッテ)、村上宗隆(ヤクルト)と高校生スラッガーが豊作だった。彼らを獲り逃し、その後も和製大砲が育っていない球団が佐藤を狙うと見るのが自然だ。

 彼らに入札しながらクジを外したのは巨人、阪神、楽天、ソフトバンクの4球団。長打力だけでなく対応力の高さも評価された清宮と比べ、対応力に課題を残す佐藤をどう評価するかという論点もあるが、阪神やソフトバンクは補強ポイントと合致する。

 もしかしたら佐藤以上に人気を集めるかもしれないのが、即戦力左腕の早川隆久(早稲田大)だ。木更津総合高時代は投球術に長けた投手だったが、大学4年になって最速155キロを計測するなど力強さを増してきた。

 今秋の明治大戦では17奪三振をマークしたように、手がつけられない無双状態だ。投手層の薄いヤクルト、西武などはすぐにも欲しい投手のはずで、重複1位指名は確実だろう。とはいえ、早川はリーグ戦で活躍した時期が短く、伏兵に痛打を浴びる詰めの甘さといった不安要素もある。

 また、今年は早川だけでなく、大学生を中心にレベルの高い投手が多い。クジ引きのリスクを避け、単独1位指名を狙う球団も出てくるだろう。

 有力候補の筆頭は伊藤大海(苫小牧駒澤大)。大学を1年で中退して再入学しているため年齢は23歳だが、それが些末に思えるほどの逸材右腕だ。

 150キロ台半ばに達する速球は勢い、強さを含めて球威抜群。昨年は大学日本代表でリリーフエースとして活躍したが、先発適性もある。You Tubeチャンネルを開設して練習法を発信するなど、次世代の担い手としても魅力がある。北海道で生まれ育った逸材だけに、日本ハムは逃したくない地元のスター候補だろう。

 即戦力という意味では栗林良吏(トヨタ自動車)も有力な候補だ。名城大4年時もドラフト候補に挙がったが、「3位以下なら社会人に進む」と自ら決めた結果、指名漏れに終わった。

 社会人の名門で揉まれて順調にステップを踏み、ただ速いだけでなく投球を組み立てられる投手に成長した。都市対抗東海予選の初戦に12球団30人のスカウトが集結したことからも、プロ側の関心の高さが伺い知れる。栗林もずっと愛知県で育まれた選手だけに、中日の動向が注目される。

 急成長という意味では、木澤尚文(慶應義塾大)も外せない。慶應義塾高、慶應義塾大と肩・ヒジの故障に悩まされ続けてきたが、今年は今までの鬱憤を晴らすかのような快投を見せている。高いリリースポイントから角度をつけて投げられる投手で、速球は最速155キロ、変化球もカットボールとスプリットで140キロ前後の速いボールを扱える。リリーフとしても先発としても期待できる投手だ。

 野手でも佐藤以外に単独1位指名を狙える存在がいる。牧秀悟、五十幡亮汰の中央大コンビもNPBでレギュラーを狙える有望株だ。

 牧は広角に鋭い打球を飛ばせる右の強打者。どのコースでも当てにいくことなく自分のスイングができて、コンタクト能力も高い。二塁の守備もソツなくこなせて、訓練を積めば三塁も守れるようになりそうだ。

 球界全体を見渡しても、右投左打の内野手が多く、右投右打の有望選手は需要が高くなる。牧の存在価値はドラフトが近づくにつれて高騰していくに違いない。

 五十幡も単独1位指名の可能性が十分にある。従来、右投左打の外野手はプロで飽和状態にあり、優先順位が低くなるというのが定説だった。

 だが、五十幡のように武器が明確な選手であれば当てはまらない。プロ入りした瞬間、球界トップクラスになること間違いなしの快足に、ランナーの進塁をためらわせる強肩。コンパクトなスイングの打撃も年々、力強く振れるようになってきた。

 何より、ただ足が速いだけでなく、盗塁技術が向上したことが大きい。向こう10年間、1番・センターを任せられると思えば、ドラフト1位でもおかしくない。

◆大学野球のドラフト「隠し玉」たち>>

 ほかにも単独1位候補、もしくは外れ1位候補として挙げたいのは、大道温貴(八戸学院大)、森博人(日本体育大)、入江大生(明治大)の大学生右腕の3人だ。

 大道は昨年までの総合力の高い投球に、今年に入って一段と力強さが出て凄みを増してきた。今秋は北東北リーグでノーヒット・ノーラン(7回参考)を記録し、富士大戦では18奪三振の快投を見せた。プロでもある程度、計算が立ちやすい投手になるだろう。また、下級生時からコンスタントに成績を挙げてきた安定感も評価ポイントになる。

 森はサイドに近い腕の振りから最速155キロを計測する速球派。角度こそないものの、ボールの勢いで打者のバットを押し返せるうえに、カットボールやツーシームなど変化球の精度も高い。春先はボールが暴れるシーンが目についたが、秋にかけて仕上げてきた。秋は右打者も左打者も苦にせず、長いイニングを投げられる点もアピールしている。

 入江は作新学院(栃木)では4番・ファーストの強打者として注目されたが、投手としても今井達也(西武)に次ぐ存在として高いポテンシャルを発揮していた。明治大の投手らしく正統的でバランスのいいフォームから、150キロを超える速球を投げ込む。リーグ戦で結果を残せていないのは気がかりも、能力の高さは誰もが評価する。

 高校生は高橋宏斗(中京大中京)の動向がドラフト戦線を大きく左右する。大学志望と言われ、現時点ではプロ志望届を提出していない。今夏は常時150キロ前後の球威ある速球を両コーナーにビシビシと決め、勝負どころでの強さも発揮。高校生の有望投手のなかで頭一つ抜けた感がある。もし志望届を提出すれば、ドラフト戦略を練り直す球団も出てくるだろう。

 高橋がプロ志望届を提出しないと仮定すると、トップ評価が予想されるのは山下舜平大(福岡大大濠)である。

 身長189センチの大型右腕で、ひと冬越えて急成長。角度の利いた150キロ前後の快速球はまだまだ発展途上だ。野球解説者の山本昌さんが「斉藤和巳くん(元ソフトバンク)を彷彿とさせる」と語ったように、底知れぬ潜在能力を感じさせる。スケールを損ねないため、高校野球ではストレートとカーブのみで勝負した姿勢も今後プラスに作用するかもしれない。

 最後に意外性のあるドラフト1位候補として挙げたいのは、元謙太(中京学院大中京)だ。身長186センチと長身ながら身体能力が高く、内蔵されたエンジンが強力な右の内野手である。あくまで素材としての段階ながら、スカウト陣からは「2位以内でないと獲れない」という声も耳にする。

 前述したように、右の強打の内野手は希少な存在だ。「2位では他球団に先に獲られてしまう」と考えた球団が繰り上げて1位指名する可能性は十分にある。

 昨年は小深田大翔(楽天)、佐藤直樹(ソフトバンク)が外れ1位として指名されるサプライズがあったように、野手はドラフト直前になって評価が上がりやすい。

 また、この1カ月の間に急速に評価を高める選手が現れても不思議ではない。ドラフト戦線は会議当日まで目が離せそうにない。

このニュースに関するつぶやき

  • 来田くん1位で!ていうコメントが某所でよく見られるんだけど大舞台の強さはともかく守備にかなり難があってプロでセンターは難しいかもしれないらしいね。両翼というには気になる打力。オリは外野手を獲りにいかなあかんけどね。 https://mixi.at/aeWHhAC
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  • ヤクルトの補強ポイントは投手、外野手、内野手、捕手、コーチと全てです!
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