東京の人はバイキン扱い?地方公演もライブも厳しい…アーティストや舞台人の現状

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2020年09月26日 12:40  Suits-woman.jp

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コロナ禍で打撃を受けている業種のひとつに、エンターテイメント業界があげられます。

お客さんを入れてのライブや公演は今も難しい現状にあり、コロナ禍で潰れてしまったライブハウスなども少なくありません。

客席を間引いてソーシャルディスタンスを心がけ、フェイスシールドや除菌など感染症対策に力を入れてはいるものの、チケットの売れ行きは以前と比べて、まだまだ不調の所が多いようです。

今回はエンターテイメント業界で働く2人の30代男女に、現状について伺ってみました。

地方では東京の人はバイキン扱い……

はじめにお話を伺ったのはダンサーのマミさん(30歳 仮名)。幼少からバレエやコンテンポラリーダンスを習っており、現在は都内のダンス教室で指導をしながら、舞台で活躍しています。

3月からずっと中止や延期になっていたダンスの公演が、最近になってようやくポツポツと始動してきたと言います。

「例年なら、毎月何かしら公演の仕事があるのですが、3月から全て延期や中止になり、ダンス教室もしばらくはお休みでした。

8月になり、観客を入れて行う予定だった公演を、無観客配信公演に切り替えて行ったりと、徐々にできる範囲での活動が再開してきました。

9月には、5月に延期になった地方の地元での公演が行われることになりました。地元や地方での公演に、都心部で活躍しているダンサーがゲストとして招待されるケースは少なくありません。

地方に行っている間はダンス教室の仕事はお休みにしているので、そんなに長く地方に滞在はできません。ですから、公演の1週間前から現地入りしました。

現地入りの日程などに関しては、主催者側ともいろいろ相談して決めたことなのですが、地元の関係者の中には『東京から来てすぐの人には接したくない。』とか、『家族や上司から東京から来る人と関わらないように言われている』という理由で公演に関わるのをやめてしまった人もいます。

注意深くなるのはコロナ禍なので当然なのですが、自分がバイキンみたいに扱われるのは複雑な気持ちですね。」

今は活動できるだけでいい

地元での公演は、以前は実家への帰省もかねていたというマミさん。今回は事情が違ったそうです。

「地元で公演がある時は、いつも実家に滞在していたのですが、母から『今回はホテルに泊まって』と言われました。

実家は地元の中心部から少し離れた田舎なのですが、地方では田舎に行くほど、東京から来る人には神経質になっているようです。

実家に泊まるのが前提で公演の出演を承諾していたので、宿泊費は自分で負担することになりました。

でも、こんな状況なので主催者側も苦労しているし、この業界では大変なのはお互いさまです。今回はほとんど収入にはなりませんが、今は活動できるだけいいかなと思っています。」

『東京の人』というだけで今は肩身が狭いのが、地方での現状なのですね。

都心のみならず、地方公演は大事な収入源だったのに……。

お客さんはコロナ禍になり激減

次にお話を伺ったのは、バンドマンのヒロさん(36歳 仮名)。ライブハウスはコロナ禍で大きな打撃を受けており、閉店してしまった所も少なくないそうです。

「今は観客を少なめに入れてのライブも、結構やっているんですが、やっぱり以前ほどお客さんが入りません。

うちは知名度が高いバンドではないですけど、それでもコロナ前はお客さんもたくさん来てくれたし、ワイワイ賑やかにやってました。

でもこの前やった時は、客席にスペースを作って30人だけ入れるようにしたライブハウスに、10人程度だったかな……。やっぱりコロナが怖いから、あまり出歩かない人が増えているんだと思います。

自分も、人のライブとかよく見に行くタイプなんですけど、今は厳選して行ってます。やっぱりまだ人との接触はなるべく控えたいですね。」

無観客配信のメリット、デメリット

ライブハウスでは無観客配信などをやっている所も多いようですね?無観客配信ライブとはどんな感じなのでしょうか?

「そうですね。無観客配信ライブに力を入れている所は増えています。お客さんを少しだけ入れて、同時に配信もしたり、もしくは配信のみだったりしてます。

無観客の時でも、スタッフは少しいるじゃないですか。だからすごく少ない観客に向けて歌っているような感じです。

お客さんを入れて、同時に配信する時は、ちょっとまだ慣れない部分があります。

これは歌だからなのかも知れませんが、普段は目の前の観客に向かって歌うんですが、そうするとカメラの向こうのお客さんを取り残している感じがして……。

カメラの向こうだけ気にすると、目の前のお客さんを無視してる感じになるし、どっちにも届けたいんですけど、今はその塩梅が難しいです。慣れてなくて。

でも遠くに住んでいる友達とか、家族とかにも見てもらえるのは配信のメリットだと思います。もちろん、臨場感とかは生とは比べ物になりませんが……。

今は活動を中止するのではなく、できる限りの対策をしながら多くを求めずに、とりあえず続けるのが大切な時期かな、と思っています。」

無観客配信は投げ銭スタイルの基本無料で見られるものも多く、歌舞伎やダンス、ライブなどが続々配信されています。

海外の配信も見れたりするので、生の臨場感には欠けるものの、今まで触れなかったジャンルにネットで気軽に触れる機会かも?

取材・文/まなたろう

このニュースに関するつぶやき

  • 扱い、じゃなくてリアルのバイ菌でしょ?てめぇがこの社会で不要不急の役立たずってことがまだわからないんだもん、バイ菌未満かもな。でも無理に公演して感染者出すんだろ?
    • イイネ!2
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