インテルのジュゼッペ・マロッタCEO(最高経営責任者)がアントニオ・コンテの仕事ぶりについて語った。イタリアメディア『フットボールイタリア』が伝えている。
コンテ監督は昨年5月末にインテルの指揮官に就任。首位ユヴェントスに1ポイント差まで迫ったものの惜しくも優勝を逃し2位でフィニッシュ。ヨーロッパリーグ(EL)でもセビージャに敗れ2位で終えたものの、優勝からしばらく遠ざかっているインテルの復権に期待が高まる成績を残した。
インテルのセリエA開幕戦となるフィオレンティーナ戦を前に、マロッタ氏とコンテ監督は共同記者会見に出席。マロッタ氏はコンテ監督の手腕とチーム運営を称賛した。
「我々の仕事は、現在の限界を認識しながら、可能な限り最高の方法でチームを準備することだ。今はパンデミックの最中にあり、それがフットボール界に大きな問題を生み出している。どのクラブも財政的な持続可能性に細心の注意を払っている。コンテはいくつか並外れた仕事をした。私たちはアントニオのことをよく理解しているし、彼の素晴らしい仕事ぶりや結果をわかっている。EL決勝新種とリーグ2位という結果も見過ごすことのできない成績だ」
コンテ監督は補強の方針などを巡りフロントともめているとシーズン中にも報道があった。マロッタ氏はコンテ監督の主張をクラブに利するものと考えているようだ。
「私たちは彼の信頼性というコンセプトに同意している。今シーズンは対立がもっと増えるといいね。私たちは、彼がクラブを成長させたいという私たちの願望を示していると考えているし、スポーツマンとして、私たちは常にプラスの結果をもたらす対立に慣れている」