トム・サックスによる「小売」にフォーカスした展覧会開幕、人気のNASAチェアや茶碗を展示販売

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2020年09月28日 22:32  Fashionsnap.com

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現代アーティストのトム・サックス(Tom Sachs)が、小売体験をフルデザインする初の展覧会「Tom Sachs:Retail Experience」を伊勢丹新宿店本館2階=イセタン ザ・スペースで開催する。会期は9月29日から11月30日まで。 同展は、アーティストとしての最初の仕事が「バーニーズ・ニューヨーク(Barneys New York)」のウィンドウディスプレイの制作だったことからサックスにとって関心が高い「小売」にフォーカス。「購入体験も作品」をテーマに掲げ、会場の内装デザインをはじめ、10月13日まで展示している伊勢丹新宿店本館の計12のウィンドウディスプレイもサックスがデザインした。柱や壁には、チェアやテープルなどの家具作品で用いるプライウッドを使用している。 会場では、東京オペラシティ アートギャラリーで昨年開催した個展「ティーセレモニー(Tea Ceremony)」で発表した映像作品を紹介するほか、「アート」「プロダクト」「家具」の3つのジャンルの作品を展示販売。伊勢丹新宿店限定のTシャツ(7590円)をはじめ、世界先行発売の太陽系のグラフィックを落とし込んだTシャツ(7590円)や、数種類の実寸大のネジの絵をプリントしたロングスリーブTシャツ(1万3200円)、防水バッグ「Funny Packs」の新色(5万5000円)、展覧会の情報を掲載したZINE(7590円)などが揃う。また、盤面のマグネットによって無重力空間でプレイできるチェス(240万円)や、サックスを代表する作品の茶碗(180万円)、お盆とセットの猪口3点(240万円)、版画とセットになった宇宙でもできる塗り絵のスペースハードウェア(750万円)など過去の作品も豊富に用意。人気のNASAチェア(16万円)は会期中に抽選販売を行う予定で、詳細は11月初旬に発表する。 そのほか、イサム・ノグチ庭園美術館とコラボレーションしたランプ作品や、壁面に展示したドローイング作品、チェアやテープルの家具作品、作品の説明を記載したZINE、サックスが昨年来日した際に打ち込んだサーフィンに関するプロジェクト「Western Hydrodynamic Research」のアイテムが並ぶ。過去の作品と新作、複数生産した商品と一点物を混在させることで購入体験を演出し、現代アートを取り入れた日常生活を提案するという。関連記事 コラボの条件、成功の理由、ナイキとマクドナルドは同じ?――トム・サックスに「ブランド価値」について聞く■Tom Sachs:Retail Experience会期:2020年9月29日(火)〜11月30日(月)会場:伊勢丹新宿店本館2階 ISETAN THE SPACE企画協力:小山登美夫ギャラリー公式サイト
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