自宅でホッケーの試合観戦中「シュート!」と叫んだことで通報されてしまった男性(米)

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2020年09月29日 06:51  Techinsight Japan

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ホッケー観戦中に通報されてしまった男性(画像は『Tampa Bay Times 2020年9月25日付「Neighbor calls police on Lightning fans screaming ‘shoot’」(Photo provided by Devon Garnett)』のスクリーンショット)
銃社会が深刻な問題となっているアメリカ。多くの市民が銃による犯罪に対して過敏になっているようだが、このほど自宅でアイスホッケーのプロリーグ試合を観戦していた男性が、テレビに向かって大声で発した声援が誤解を招き、近隣から警察に通報が入ってしまった。『Tampa Bay Times』『New York Post』などが伝えている。

今月23日の夜、米フロリダ州ヒルズボロ郡タンパに住むデヴォン・ガーネットさん(Devon Garnett、26)が、自宅アパートで友人らとナショナルホッケーリーグ(NHL)「タンパベイ・ライトニング」対「ダラス・スターズ」のスタンリー・カップ決勝第3戦試合をテレビで観ていた。

NHLは北米ではサッカーよりも人気のあるプロスポーツリーグで、大のホッケーファンのデヴォンさん達は地元チームのタンパベイ・ライトニングの応援に熱が入ったようだ。しかし午後8時半過ぎ、デヴォンさん宅の玄関ドアをノックする者がいた。

やって来たのはヒルズボロ郡保安官事務所の4人の保安官で、デヴォンさん達に「銃を所持しているか?」と尋ねてきたという。当時のことをデヴォンさんは次のように明かした。

「保安官は家の中に銃があるのではないかと思ったようです。私は『NHLを観ていて声援を送っていただけですよ』と答えました。どうやら保安官は私達が『シュート!(撃て!)』と叫んでいたために、うちにやって来たようです。」

デヴォンさん達はタンパベイ・ライトニングのビクトル・ヘドマン選手が相手チームのゴールめがけて攻撃を仕掛けた際に、大声で「シュート! シュート!」と何度も叫んで応援していた。ところがこの叫び声を耳にした同じアパートの住人が、「誰かが銃で撃たれるのではないか」と心配して保安官事務所に通報を入れたようだ。

保安官らはデヴォンさん宅で身内による喧嘩が起きていると思ったようで、念のためデヴォンさんと彼の友人に事情を聴き、のちに完全な誤解だったことが分かると大笑いしたそうだ。

後日デヴォンさんのもとに、誤って通報してしまった同じアパート内の住人からお詫びの言葉が記されたメモとベルギー・ビール1ケースが贈られたようだ。メモの最後には「タンパベイ・ライトニングに幸運あれ! だけど僕はホッケー(NHL)じゃなくてバスケットボール(NBA)の決勝戦を観てるんだけどね」と書かれていたという。

ちなみにデヴォンさんが通報された日のNHLの試合は、5対2でデヴォンさん達が応援していたタンパベイ・ライトニングが見事勝利を収めている。

画像は『Tampa Bay Times 2020年9月25日付「Neighbor calls police on Lightning fans screaming ‘shoot’」(Photo provided by Devon Garnett)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)

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