ヒョンビン、チャン・ドンゴン、ウォンビン、イ・ジュンギ…私が愛したスターの素顔

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2020年09月30日 13:30  AERA dot.

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写真絶賛発売中の週刊朝日ムック『私が愛したスター 韓流ファンブック』
絶賛発売中の週刊朝日ムック『私が愛したスター 韓流ファンブック』
  韓流ドラマにハマると厄介だ。クセになる。後を引く。いくら仕事が忙しくてもやめられない。これまで多くの韓流スターにインタビューする幸運に恵まれ、その度にハマったフリーランスの坂口さゆり記者が垣間見た韓流スターたちのとっておきの素顔をご紹介したい。

*  *  *
 正直、見たくなかったのだ。「愛の不時着」を!評判を聞けば聞くほど、どれほどヒョンビンがときめかせてくれるのか、わかっていた。仕事を投げ出してドラマから離れられない廃人になったらどうしよう。四六時中ヒョンビンのことばかり考えるようになったらどうしよう。見る前からどんどん妄想が広がっていく。

 果たして、ドラマを見終わった時、思わず呟いた。「こんなに素敵な人がいていいんですか」。キュンキュンする心を抑えて、冷静に、真面目に、そう思ってしまった。

 筆者はヒョンビンが除隊した後、日本のメディアで最初に取材するという僥倖にあずかった。2013年1月のことだ。取材後に抱いた感想は、「愛の不時着」を見終わった時とまるで同じ。「こんなに素敵な人がいていいんですか」だった。

 アラフォーになったヒョンビン(37)だが、「愛の不時着」でも「顔天才」と言われるイケメンぶりはアラサー時代と変わらない。ヒョンビンが演じた眉目秀麗、文武両道の北朝鮮のエリート将校、リ・ジョンヒョクは、取材で感じたヒョンビンの印象と見事なまでに重なった。何しろ兵役では韓国人男性が「陸軍よりきつい」と言う海兵隊に、ヒョンビンは自ら志願。海兵隊を選んだ理由をこう語った。

「今までやったことのないことに挑戦してみたかったんです。役に対する挑戦と同じようなもので、自分の限界に挑みたかった。なんの迷いもありませんでした」

 当時は多くの芸能人男性が陸軍の芸能兵になるなど、少しでも兵役を軽くしようとするのに、ヒョンビンは違う。そんな話を直接聞けば、「愛の不時着」のジョンヒョクにヒョンビンの生き方が被って見えてしまう。ジョンヒョクの高潔さは、まさにヒョンビンから漂う品格そのもの。死に瀕する恋人を食事も取らず、寝もせず、ただひたすら同じ場所に立ち続けてじっと見守る。所詮ドラマだから、とわかっていても、ヒョンビンならそんなことをしてくれるかも、と妄想してしまうのだ。

 取材後、すでに食事をしていたヒョンビンが、食事を中断してわざわざ見送りに来てくれた。すでにアジアで大スターだったにもかかわらず、謙虚で礼儀正しくおごるところが少しもない。その姿は今も、これからも、きっと忘れられない。

「愛の不時着」でいま、韓流ブームに沸いている。ヒョンビン沼にハマった人なら理解していただけると思うが、韓流ドラマの楽しみの一つは心ときめく“マイプリンス”に出会えることだ。

「韓流四天王(ペ・ヨンジュン、イ・ビョンホン、チャン・ドンゴン、ウォンビン)」時代から数多くの韓流スターを取材してきた。今振り返っても、なんて良い時代にライターになったのだろうと神様に感謝したくなる。何しろ会う人会う人がイケメンなのだ。どんなに髪を振り乱し青筋立てて締め切りに追われていても心が潤う。女を取り戻せる。

 初めて韓流スターに取材したのは、映画「私の頭の中の消しゴム」で一躍日本でも注目されたチョン・ウソン(47)。彼がまだ20代前半で、初の映画「KUMIHO/千年愛」(1994年)のプロモーションで来日。当時は韓流のはの字もなく、筆者もノーマーク。187センチという高身長とあどけない笑顔に、「韓国にもこんなかっこいいスターがいるんだ」と幸せな気持ちになったことを覚えている。

 ヨン様人気で韓流の第1次ブームが起こった当時、最初に取材をしたのは、今は48歳になったチャン・ドンゴン。言わずと知れた韓国の大スター。女性誌の編集者から「韓国ですごい人気のスターらしいけど取材します?」と尋ねられ、「人気があるならやっておこうか」という軽いノリで取材に向かったら……。思い切り、どストライク。私が韓流スターに目を開かれたのは、チャン・ドンゴンとの出会いがあったからだ。作品で見せる彼の「目力」は半端ないが、ご本人はいつも穏やか。単独取材は3度しているが、彼と話すといつも優しい気持ちになれる。

 一度「腹を立てることはないのですか」と聞いたら、「年に2、3回はあります」と言うから人間ではない。韓国の芸能界で彼の悪口を言う人はいないというが、その言葉を100%信じられるほど、できた人なのだ。


 アラフォーと言えば、韓流四天王の一人、ウォンビン(42)も挙げておきたい。「花美男」でチャン・グンソクを思い出す人も多いだろうが、一連の韓流ブームを振り返れば、ウォンビンこそ元祖「花美男」だ。映画「ブラザーフッド」ではチャン・ドンゴンの弟役で見る者を泣かせた。映画「母なる証明」でその演技力が絶賛され、韓国版「レオン」と言われた
「アジョシ」では、元特殊部隊要員テシクを演じて「イケメン俳優」から「演技派俳優」への脱皮を果たす。この映画を見たらウォンビンの圧倒的なアクションと身重の妻を亡くしていた男の哀切に震えるはずだ。

 間近で取材したウォンビンには緊張を強いられた。この点で他の韓流スターとは一線を画す。調子の良さは一つもない。無口、物静か。だからこそ、こちらの話に彼がクスッと笑ってくれると天にも昇るような気持ちになれた。今後の方向性を尋ねると、

「これからも真実の愛を表現するような役を演じていきたい」

「アジョシ」以来出演作がないのは多分、そのような作品に巡り合えていないからなのだろう。

 美しさといえば、「王の男」で見せた、イ・ジュンギ(38)の妖しさも捨てがたい。舞う姿では腰にあったほくろがなんともセクシーだった。初めて取材したのは、映画「フライ・ダディ」。撮影時に次々とポーズを決めていく。切れ長の美しい流し目にやられた。

 スポーツ万能のジュンギだが、その時に明かされた意外な一面が「高いところが苦手」だということ。この映画中に出てくるロッククライミングに苦しんだとか。

「撮影中は恐怖心を顔に出せないし、いったいどうやって登ったのか、まるで記憶にないんです」

 もしや女が「ギャップに弱い」って知って言っているのでしょうか。
 その後、兵役を終え、復帰後第1作の「アラン使道伝」(12年)の取材で再会。華奢なイメージだった彼が兵役後だからか、たくましく、スターとしての華やかさも備えていた。

 久しぶりのドラマの現場は不安だったものの、カメラの前に立った瞬間、

「別人のようになり、僕自身とても楽しむことができました。『やはり俳優をやっていて良かったな。僕にとって天職ではないか』と思いました」

 除隊後のイ・ジュンギとヒョンビンに会ったことで、韓流スターだからこそ漂う「男らしさ」に改めて気付かされた。

 韓流スターは圧倒的に素晴らしい低音ボイスの持ち主が多い。日本人と
の骨格の違いなのだろうか。何度低音ボイスにうっとりしたかわからない。その点でいえば、歌手出身の俳優は大きな強みかも。

 東方神起にいたパク・ユチョン(34)も見事な低音ボイスの持ち主だ。「トキメキ☆成均館スキャンダル」(10年)で落ちた女性は数知れずだが、その一因は彼の声にあるのではないか。筆者は東方神起がまだ5人の時に取材をしたことがあるが、ユチョンの低音ボイスは実にセクシーだった。韓国で薬物使用容疑で逮捕され有罪判決を受けたものの、今年4月にはグローバル公式ファンクラブを発足。今後の行方が注目される。

 ちなみに、5人組の東方神起の中で私が一番惹かれたのはチャンミン。聡明で礼儀正しくまだたどたどしい日本語を一生懸命話す姿に自然と口元が綻んだものだ。そんなチャンミンも数年後にインタビューすると、日本語はすっかりマスター。誠実さは相変わらずだった。その彼も9月に結婚とは。心から幸せになってほしい。

 筆者が考えるスターの必須条件は「妄想力」。厳密に言うと、観客に妄想させる力のことだ。高身長、美形、演技力を兼ね備えた俳優は枚挙に遑がない。そこから抜きん出て「スター」となるには、どれだけ観客を巻き込めるか。ずらりと挙げてきたスターたちは、年齢を重ねてもなお、そんな力を持っている。

 そもそもアラフォー、いや、アラフィフになっても変わらぬスタイルを維持することがどれほど難しいか。みなさん、想像がつくはず。なのに、ヒョンビンの肩幅は以前より断然広くなっているし、クォン・サンウの体脂肪率は9%! 体形を作り続ける努力を惜しまず、ファンに夢を与え続けてくれる彼らにはただただ脱帽。韓流スターは進化し続けるに違いない。この記事に登場したスターのグラビア、特集などは週刊朝日ムック『私が愛したスター 韓流ドラマファンブック』に詳報している。
(フリーランス記者 坂口さゆり)

※週刊朝日9月11日号より抜粋

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  • そのまま大好きな雄チョン公に殺されて死ねばexclamation & questionエロコミに出てくるビッチキャラを地でいくフリーランスさゆりさん!(°°)発情期ナノ?サユリ!
    • イイネ!1
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  • 謎なんだけどさぁ?日本の芸能人もこんな風に韓国で注目されてる?
    • イイネ!23
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