リーガ・エスパニョーラ第4節が9月30日に行われ、MF乾貴士とFW武藤嘉紀が所属するエイバルはホームでエルチェと対戦した。
乾と武藤はそろって先発出場し、ピッチでの初共演が実現。同じチームの日本人選手2人がそろってピッチに立つのはリーガ1部史上初めての快挙となった。移籍後初先発の武藤は63分まで、4試合連続スタメンの乾は74分までプレーした。
試合はエイバルが主導権を握り、26分にはアルバロ・テヘロが右サイドからクロスを送ると、武藤が頭で合わせたが、シュートはGKにキャッチされる。直後の27分には乾がエリア前から狙ったが、ミドルシュートは枠を捉えなかった。
すると、先制に成功したのは昇格組のエルチェ。37分、テテ・モレンテがペナルティエリア左から中央に切り込んでシュート。これはDFにブロックされたが、エリア右でこぼれ球を拾ったルーカス・ボジェがターンから右足を振り抜き、ゴール左隅へ沈めた。
1点ビハインドで折り返したエイバルは52分、相手のハンドでPKを獲得し同点のチャンスを迎える。キッカーのエドゥ・エスポジトが中央に蹴り込んだが、ボールは無情にもクロスバー上に外れて痛恨の失敗に終わった。
その後もエイバルが攻勢に出るが、反撃が実らないままタイムアップ。痛恨のPK失敗が響き、3連敗を喫して開幕4試合未勝利となった。一方のエルチェは1部昇格後初白星を飾った。
次節、エイバルは10月3日にアウェイでバジャドリードと、エルチェは同日にホームでFW岡崎慎司が所属するウエスカと対戦する。
【スコア】
エイバル 0−1 エルチェ
【得点者】
0−1 37分 ルーカス・ボジェ(エルチェ)