50周年迎えた新快速に親子車掌がいた!「父は信頼できる先輩」息子が内緒でJR西を受験して実現

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2020年10月01日 07:30  まいどなニュース

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写真親子で新快速の車掌を務める森元克好さん(左)と啓介さん=兵庫県・網干総合車両所
親子で新快速の車掌を務める森元克好さん(左)と啓介さん=兵庫県・網干総合車両所

1970年(昭和45)に運行を開始したJR西日本の新快速が、10月1日に50周年を迎えた。敦賀(福井県)〜播州赤穂(兵庫県)間275・5キロを結び、特別料金なしで乗車できる在来線最長の列車。日中は15分間隔で運行され、京都〜大阪間28分、大阪〜三ノ宮間を21分で結び、通勤・通学など関西圏の大動脈だ。姫路列車区の森元克好さん(60)、啓介さん(29)は、親子で新快速の車掌を務める。親子2代、しかも同じ列車の乗務員になるのはJRでも激レアだ。長男の啓介さんが父と同じ仕事を志した理由は、鉄道を題材にした映画のようにドラマチックだった。

【写真】こちらが新快速運用車両、221系、225系、223系

父の背中を見て、車掌を志した。大学3年生、将来を考え始めた頃だったと啓介さんは振り返る。大阪市内に買い物に出かけ、兵庫県姫路市の自宅に帰るため乗り込んだ新快速。偶然、克好さんが車掌として乗務する電車だった。

ふだん家で接する姿と、まったく違っていたという。「かっこよく見えた。仕事モードというか、声もふだんと違っていた。家では見ない姿だった。こういう仕事もあるんだ…と印象に残った」。家では優しい克好さんは、制服に身を包むと少し厳しそうだった。働くということを考える時、アナウンスをしたり乗客に応対する父が脳裏に浮かんだ。

就職活動で、JR西日本を志望したことは父に黙っていた。内定を告げると、克好さんは喜んだという。「親としてうれしかった。自分の背中を、どこかで見てくれていた。それまで仕事の話はあまりしなかったが、背中を見て同じ道を選んでくれたのかと…」と、同僚でもある長男の顔を見つめた。

克好さんは1975年(昭和50)に旧国鉄に入社。87年から新快速の車掌を担当している。啓介さんは2014年(平成26)にJR西日本へ。念願かなって、19年から父と同じ新快速の車掌になった。「親子2代は運転士でも数人しかいない」(克好さん)と希少。同じ列車で乗務することもある。

家でも克好さんは、啓介さんにさりげなくアドバイスを送っている。「仕事に関する奥に入った話をするようになった。一緒に新快速に乗れることは、楽しい時間でもある」と、息子の成長をひしひしと感じている。啓介さんも「信頼できる先輩。信頼できる人がいる安心感がある」と父を誇りに思う。親子ということで、職場で周囲から気を遣われることだけが苦手だ。

克好さんが「私たちはお客様の財産…安全や安心を守る、責任ある仕事をしているということを常に意識を持って、初心忘れることなくいつまでも業務してもらいたい」と言葉をかけると、啓介さんも「父からいい乗務員になったと言わせてみせる。技能を高めて“よくやった”と認められる乗務員になれるようがんばっていきたい」と照れくさそう。半世紀の節目を迎えた新快速。安全と安心を守るバトンを、父から子に渡す。

(まいどなニュース/デイリースポーツ・杉田 康人)

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このニュースに関するつぶやき

  • うちも父がJR東の運転士だった。定年でラストランの時には父の運転する電車に乗りに行って感動したなー。引退セレモニーも盛大にやってもらってたわ https://mixi.at/ag9dpJp
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  • 尊敬できる先輩で、尊敬できる父親。良い親子だなぁ。お父さんも幸せだろうね。
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