山田孝之、ユニオン結成報道に「ファンタジー作家さんの文章」

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2020年10月01日 12:22  Techinsight Japan

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ユニオン結成報道を否定した山田孝之
数々の映画やドラマに出演する一方で、先月には映画製作に関する新プロジェクト「MIRRORLIAR FILMS」の発起人として発表記者会見に臨むなど新たな挑戦も始めている山田孝之。会見時には“映像づくり”を更に身近に感じて欲しいと熱意をもって語っていた山田だけに、今後は業界を支える裏方としての活躍も期待されるところだが、一部報道された“演劇界でのユニオン結成”に関しては首を傾げているようだ。

ユニオンとは簡潔にいうと労働組合のことで、組合員の労働環境向上などを目標にして活動する組織のことだ。日本においては企業別に組織されているほか、医療や教員などの産業別組合、更にはそれらの集合から成り立つ全国的な組織(ナショナルセンター)も存在している。

演劇界においても組合は存在しており、日本俳優連合の理事長を務める名優・西田敏行が、昨今のコロナ禍における俳優への支援要請を政府に提出したことは話題になった。

9月30日に配信された『女性自身』の報道によると、映画制作のため長期間実務に追われる監督に対し対価が適正に支払われていないことを疑問視した山田孝之が、「監督を守る会社を作る」と意気込んでいるという。しかもその活動に親交のある小栗旬らも賛同しているそうだ。

すると同日、山田はInstagramで「記事を見せてもらいました」と該当の記事を閲覧したことを明かし、「ファンタジー作家さんの文章はとても面白かったです」と内容自体が“ファンタジー”だと明確に否定したのだ。この言葉を受けて、ネット上でも「本人が否定してる」「作家さんだけに見えた山田孝之?」と疑問を呈する声があがっていた。

とはいえ監督ら作り手側を取り巻く環境が必ずしもいいものではないことは事実のようだ。山田が主演したNetflixオリジナルシリーズ『全裸監督』や先月に公開された草なぎ剛主演の映画『ミッドナイトスワン』でメガホンをとった内田英治監督は『CINEMORE』のインタビューで、日本の映画監督の印税が低いこと、さらに興行収入からは全く印税が入らずあくまで二次作品(配信やDVDなど)からしか印税が発生しないことを明かし、映画業界の現状を嘆いていた。山田が今回、有名監督から俳優、一般のクリエイターまで誰でも映画製作に参加できる新プロジェクトを立ち上げたのも、そんな現状を変えたいという意志の表れだったのかもしれない。

本人が否定したものの、ユニオン結成自体には肯定的な声もあがっており、山田孝之のような影響力のある俳優陣が何かしらのかたちで業界を変えていってほしいという期待は少なからずあるようだ。
(TechinsightJapan編集部 根岸奈央)

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