香取慎吾「テレビに出れない」発言から好転 テレ東連ドラ主演に「SNSと生きる今」思う

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2020年10月01日 14:02  Techinsight Japan

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5年ぶりの民放連ドラ主演が決まった香取慎吾
香取慎吾がテレビ東京で2021年1月スタートする連続ドラマ『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』で主演することが分かった。香取にとってTBS日曜劇場『家族ノカタチ』(2016年)以来5年ぶりの連ドラ主演で、テレビ東京のドラマ出演はSMAPのドラマデビュー作『あぶない少年III』から33年ぶりとなる。香取は8月2日にABEMAで生配信されたレギュラー番組『7.2 新しい別の窓 #29』で、テレビになかなか出られない無念さをこぼしたところだった。

『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』はSNSでの誹謗中傷をテーマにしたサスペンスドラマで、香取慎吾演じる主人公・万丞渉(ばんじょう わたる)が警視庁に新設された指殺人対策室でメンバーとともに“指殺人”に苦しむ人々の事件を解決しようと奮闘する姿を描く。日本におけるインターネット上の匿名(アノニマス)比率は高く、誹謗中傷や炎上などが後を絶たない。それによって相手を死に追いやるキーボード殺人のことを“指殺人”と呼ぶ。

香取慎吾はSNSをはじめて3年が経つという。『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』主演に向けたコメントで「僕はSNSに助けられています。応援してくれているみなさんの言葉に、いつも笑顔をもらっています。でも、始める前に思っていたSNSへの怖さも忘れてはいません」と明かし、「SNSと生きる今。このドラマ『アノニマス』がSNSの闇だけではなく、その先の光も描いてくれたらと思っています」と願っていた。

SMAPが2016年12月31日をもって解散すると、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は2017年9月8日にジャニーズ事務所を退所して、同月22日に新たな芸能事務所「CULEN(カレン)」で活動をはじめると発表。公式ファンサイト「新しい地図」が開設され3人を表す総称にもなった。「新しい地図」として楽曲を発表したりイベントなどで積極的に活動するなか、2018年4月1日からAbemaTVで月1レギュラー番組『7.2 新しい別の窓』の配信がスタートするも、地上波のテレビ番組で見かける機会はほとんどなかった。

そんななか2019年7月に公正取引委員会が、ジャニーズ事務所に対して「SMAPの元メンバーをテレビ番組に出演させないよう圧力をかけた場合は独占禁止法に触れるおそれがある」と注意したことが報道されて注目を集めた。ジャニーズ事務所との関連は分からないが、2019年大晦日放送の日本テレビ系年末特番『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!「絶対に笑ってはいけない青春ハイスクール24時!」』に稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾がそれぞれの場面で出演して話題となり、2020年1月2日放送のテレビ東京系バラエティ番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』では3人がバトンタッチする形でロケ出演して電動バイクに乗って出川哲朗とアポなし旅を行った。

そうやって地上波テレビに出演することはあっても、増えたとは言い切れない。8月2日に配信された『7.2 新しい別の窓 #29』でゲストの中山秀征とトークするなか、ジャニーズ事務所から独立してからの変化を聞かれた香取慎吾はテレビに出られないもどかしさを明かした。特にコロナ禍のステイホームでいろいろな番組を見ていて「本当にテレビに出れないんだな」と改めて実感したという。

ネットでは三谷幸喜脚本・演出による香取慎吾主演ドラマ『誰かが、見ている』がAmazon Prime Videoにて9月18日から配信されているだけに、地上波で活躍できない現状を理不尽に思ったとしても仕方あるまい。だが「テレビに出れない」発言から2か月でこのたびのテレビ東京連続ドラマ『アノニマス〜警視庁“指殺人”対策室〜』主演決定となったのだから、喜びもひとしおではないだろうか。

ちなみに稲垣吾郎は戸田恵梨香主演のNHK連続ドラマ『スカーレット』に3月4日から医師・大崎茂義役で出演しており、草なぎ剛は2021年大河ドラマ『青天を衝け』で徳川慶喜役に決定している。

画像2枚目は『新しい地図 2020年9月20日付Instagram「三谷幸喜脚本/演出×香取慎吾主演AmazonOriginalドラマシリーズ「誰かが、見ている」」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)
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