日本初ラムネ手掛けた外国人 ゆかりの建物老朽化、改修協力者募る 「超穴場レストラン」も…

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2020年10月02日 08:00  まいどなニュース

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写真「神戸レガッタ・アンド・アスレチック・クラブ」のクラブハウス(エールファンドHPより)
「神戸レガッタ・アンド・アスレチック・クラブ」のクラブハウス(エールファンドHPより)

 神戸には日本初がたくさんあるってご存じですか。ホテル、ソース、水族館、ジャズ、ゴルフコース、マラソン大会、活動写真公開、缶コーヒーなどなど。諸説ありますが、清涼飲料「ラムネ」も日本初は神戸といわれています。

【写真】週替わりランチやカレーセットが人気のレストラン

関西最古が老朽化…
 ラムネを手掛けたのはスコットランド出身の薬剤師で実業家、アレキサンダー・キャメロン・シム(1840−1900年)。1870年に長崎経由で神戸に移住後、1880年代からラムネの製造・販売を行い、模造品が出るほど人気を集めました。ちなみに英語のレモネード(lemonade)がなまってラムネと呼ばれるようになったそうです。

 シムは神戸から海外スポーツを広め、近代スポーツの発展にも貢献しました。

 1870年9月23日、外国人向けスポーツクラブ「神戸レガッタ・アンド・アスレチック・クラブ(KR&AC)」を創設。同年12月にレガッタ(ボートレース)を開催。翌年2月には神戸で初のサッカーの試合を開催。1872年4月摩耶山登山競争。1876年12月神戸で初のラグビー試合。その後、太平洋戦争による閉鎖を経て、1953年に再開します。当時はスポーツ後、クラブハウスでラムネを飲みながら一服…なんていう光景もあったのでしょうか。

 現在、クラブハウスは神戸・三宮駅前からほど近い磯上公園内にありますが、最盛期には800人を超えた会員数も一時は50人を割り込みました。館内も老朽化が目立ち、ビリヤード台なども痛々しい姿に。そこで、横浜に次ぐ関西最古のスポーツクラブの改修に向け、クラウドファンディングが立ち上げられました。

ランチは非会員でもOK「都会の超穴場」
 実はクラブハウス1Fにあるレストランは会員以外でも利用可能。グルメサイトやブログには「都会の隠れ家」「超穴場レストラン」とひそかに人気のスポットです。

 メニューは、週替わりランチ(肉か魚が選べるメイン、スープ、サラダ、パンかライス、ドリンク)1500円、週替わりパスタランチ(パスタ、スープ、ドリンク)1260円、1番人気はカレーセット(カレー、サラダ、ドリンク)960円、いずれも税込み。

 外国人会員向けの施設だから…と敷居が高いイメージですが、マネージャーの東さんによると、週替わりランチ目当てに毎週来店する人もいるそうです。「一見入りにくいですが、入ってみるとリーズナブルです」という穴場ランチ、一度試してみてはいかがでしょうか。

 クラウドファンディングは10月26日まで。返礼品には、150年記念誌やレストランで利用できる食事券(KR&AC特製カレー)などが含まれます。詳しくは、「エールファンド」のサイトへ。

(まいどなニュース・金井 かおる)

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