12階から落下したイスが頭を直撃した女性 奇跡的に生還(米)

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2020年10月02日 12:52  Techinsight Japan

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大学院進学が決まっていた女性、一命を取り留めたものの…(画像は『Mirror 2020年9月25日付「Woman’s horror injuries after skull caved in when chair fell from 12th-floor penthouse」(Image: Morelli Law Firm)』のスクリーンショット)
お昼を食べに行こうと外を歩いていた女子大学生に、12階から落ちてきたイスが直撃してしまった。2回の脳手術により彼女は奇跡的に一命を取り留めたが、予定していたハーバード大学院への進学は不可能となってしまった。『Mirror』『The Sun』などが伝えている。

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米ニューヨーク市のミッドタウンに住む大学生のアナベル・センさん(Annabel Sen、24)はある日、ボーイフレンドとランチに行くために外を歩いていた。アナベルさんはのちに「その日は雨が降っており、風の強い日でした」と当時の状況を話している。そして高級マンションの前を通りかかった時、思わぬ悲劇が襲った。

高級マンションの12階にある特別仕様のペントハウスのテラスから木製の重たい肘掛けイスが落下し、アナベルさんの頭を直撃したのだ。アナベルさんはすぐに病院に搬送され、2回にわたって緊急手術が行われた。手術は成功し奇跡的に一命を取り留めたものの、頭蓋骨は欠けてしまい、アナベルさんの右頭部は見た目にも陥没していることが分かるようになってしまった。

大学生だったアナベルさんは秋にハーバード大学院への進学が決まっていたが、脳の深刻なダメージにより認知障害が起こってしまい、進学は叶わなくなった。投資管理会社で仕事もしていたアナベルさんだったが、こちらも続けることができなくなってしまったという。

アナベルさんは椅子が落下したペントハウスのオーナーと居住者2人に対し、イスの固定などの管理を怠ったとして裁判を起こした。

アナベルさんは「イスはしっかりと固定されているべきでした」と主張しており、アナベルさんの弁護士であるベネディクト・モレリさん(Benedict Morelli)も「マンションのオーナーや管理会社、住人などイスを固定する義務のあった人はたくさんいたはずです。現在のアナベルさんは通院し、認知障害の回復に努めています。才能あるアナベルさんの素晴らしい能力が戻ることを祈るばかりです」と話している。


アナベルさんは大学院進学のためにニューヨークに住んでいたが、事故により実家のあるコネチカット州に戻り認知機能や身体、精神的なダメージを確認するための検査を受けるという。ベネディクトさんは「アナベルさんがこれだけ深刻なダメージを負ったにもかかわらず一命を取り留めることができたのは、奇跡としか言いようがありません。充実した生活ができるまでに回復するといいのですが、今の段階ではまだ分かりません」とコメントしている。

画像は『Mirror 2020年9月25日付「Woman’s horror injuries after skull caved in when chair fell from 12th-floor penthouse」(Image: Morelli Law Firm)』『The Sun 2020年9月24日付「LIFE-CHANGING Horror injuries of woman whose skull CAVED in after lounge chair plunged from 12th-floor penthouse and smashed her head」(Credit: ABC7NY)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

このニュースに関するつぶやき

  • 「奇跡的に生還」というタイトルから良い話かと思ったら、何とも酷い話・・。将来有望な若い才媛が、不注意な人間のせいで重い障害を負い、輝かしい未来を台無しにされるとは・・。これは責任が追及されるべきですね。
    • イイネ!1
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