オリックス山岡泰輔が7回無失点の粘投も報われず…中嶋監督代行「どう点を取っていくのか」

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2020年10月03日 00:52  ベースボールキング

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オリックス・山岡泰輔
◆ 6カードぶりにカード頭を落とす

 オリックスの先発・山岡泰輔投手が2日の楽天戦に先発登板し、7回を無失点に抑える粘投を披露したが打線の援護なく自身3連勝とはならなかった。チームも山岡降板後に4点を奪われて敗戦。9月11日から同14日にかけてロッテに3連敗を喫して以来の連敗となった。

 自身2連勝中の山岡は初回、先頭の小深田大翔に三塁打を打たれていきなりの大ピンチ。それでも鈴木大地を遊ゴロに打ち取ると、続く浅村栄斗には四球を与えるも島内宏明を併殺に仕留めた。2回にはロメロに天井直撃弾を打たれるが、打球がフェアゾーンに落ちたことからインプレーとなり、ホームランと勘違いしていたロメロが三塁でタッチアウトに。

 その後も山岡はピンチを招き続けたが、7回を116球、7安打、無失点の粘投で降板。山岡は「(伏見)寅威さんがうまくリードしてくれましたし、ピンチの場面で粘れたところはよかった。ここまでの登板に比べて、少しずつではあるけれど良くなってきていると思います」と自身のピッチングを振り返り、次回登板を見据えた。

 一方のオリックス打線も、楽天の塩見を攻めきれず無得点。すると8回から登板した2番手の富山凌雅が、島内宏明に適時打を、辰己涼介には7号3ランを許し、試合は0-4で敗戦。6カード連続勝ち越しを狙うオリックスだったが、6カードぶりにカード頭の試合を落とす結果となった。

 試合後、中嶋聡監督代行は「いろんなことが起き過ぎてて、変な流れだったんですけど、ゲームの流れがあまりよくなかった。打線にしろ山岡にしろ。山岡はそれでも粘ってくれましたけど、打線の方が流れを掴めなかったのかなぁっていう気がします」と、山岡を評価しつつ打線を課題に挙げた。

 その打線に関しては「いつもいつも(点が)取れるわけではないので。その中でどう点を取っていくかということ。少ない安打でも点は取れるわけですから。安打が出たからといって、点を取れなかったら一緒。どうやってつないでいくのか、どうやって皆で点を取っていくのか、ということをもっとこっちも考えないといけない」と語り、ベンチワークにも言及した。

 下位打線が上位に回す流れはできているだけに、そこをいかに繋いでいくのかが、残りシーズンのテーマになりそうだ。


文=どら増田

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