ウィリアム王子&キャサリン妃、豪州のコアラとビデオ通話で対面「とても可愛い」

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2020年10月03日 16:11  Techinsight Japan

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カンガルー島の住民とビデオ通話するウィリアム王子夫妻(画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年10月1日付Instagram「The Duke and Duchess of Cambridge heard from local business owners and first responders from Kangaroo Island」』のスクリーンショット)
このほどウィリアム王子(38)とキャサリン妃(38)夫妻がビデオ通話を行い、1月に大規模な山火事に見舞われた南オーストラリア州のカンガルー島にある地元施設の経営者や緊急対応要員らと対話した。現地の野生動物公園が保護したコアラもビデオ通話に参加し、ウィリアム王子夫妻と対面した。

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ケンジントン宮殿のSNSにて現地時間1日、ウィリアム王子とキャサリン妃が南オーストラリア州のカンガルー島の住民達とオンライン公務を行った様子を動画で公開した。カンガルー島は今年1月に大規模な山火事に見舞われ、住民や野生動物、地域経済に多大な影響を与えた。しかも島には多くの野生コアラが棲息するが、火災により多くのコアラが犠牲になってしまった。

カンガルー島で「Wildlife Park(野生動物公園)」を運営するダナ・ミッチェルさんは、車に轢かれて同施設に保護されたコアラの“グレース(Grace)”と一緒にビデオ通話に参加した。ダナさんがグレースをカメラに近づけると、キャサリン妃は「見て! とても可愛いわ」と驚きの声をあげた。

ウィリアム王子はカメラに近づいてグレースの姿を確かめ、「とても世話が行き届いているようですね。グレースはそちらでとても素晴らしい生活を送っているように見えますよ」と話している。


タオルに巻かれた小さなコアラを抱くダナさんは「これが、グレースです。ここに来たのは、今からおよそ1か月前でした。体重もかなり増えているし、哺乳瓶が好きで、ほとんどの時間を寝て過ごしています」と紹介した。

ダナさんは火災で被害を受けた数百頭の動物のケアを行っており、火災によるコアラの生存数の減少や島の野生動物への影響、そして救出された動物を野生に戻し、自然の生息地を回復させるために行っている活動などについて述べた。

ウィリアム王子は「いつものように、オーストラリアのコミュニティ共同体意識についての話が聞けることは素晴らしいです。キャサリンと僕が、現地に行った時のようにね。オーストラリア人はお互いを気遣うのがとても上手だし、皆さんが力を合わせているのを見るのは、素晴らしいことです」と伝えている。

南オーストラリア州消防局のボランティアとして5週間の消火活動を行ったマイク・スウェイン大尉もビデオ通話に参加し、天候や火事の広がりの速さなど、地上の緊急対応要員が直面した困難について話した。

ウィリアム王子夫妻は、オーストラリア国防軍のダミアン・カントウェル准将や500個のミツバチの巣箱を失った養蜂家のピーター・デイビスさん、家と農場の基盤と家畜の半分を失った農家のステファニー・ウルストさんからも話を聞いた。

そして最後に、ウィリアム王子は「キャサリンと僕は、皆さんのためのサポートがあると聞いて嬉しく感じています。経済的な支援であれ、話をするだけであれ、どこかで支援を受けることができます。世界が普通の生活に戻った時には、キャサリンと僕が皆さんの元を訪ねて、カンガルー島を見学しますね」と彼らに伝えた。

なおウィリアム王子夫妻は、2014年4月のロイヤルツアーで当時8か月だったジョージ王子も一緒にオーストラリアを訪問している。



画像は『Duke and Duchess of Cambridge 2020年10月1日付Instagram「The Duke and Duchess of Cambridge heard from local business owners and first responders from Kangaroo Island」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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