ジーン・シモンズ、エディ・ヴァン・ヘイレンを偲ぶ「思い出すのは彼の満面の笑みだ」

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2020年10月09日 06:52  Techinsight Japan

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70年代に「ヴァン・ヘイレン」を発掘したジーン・シモンズ
現地時間6日にがんのため他界したギタリストのエディ・ヴァン・ヘイレン(享年65)との思い出を、米ロックバンド「KISS」のジーン・シモンズがイギリスの朝の番組で語った。エディの才能を発掘した人物であるジーンは涙を隠すために帽子とサングラスを着用し、エディの人物像についても明かした。

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エディ・ヴァン・ヘイレンの訃報が伝わった翌日の英時間7日、「KISS」のジーン・シモンズ(71)がイギリスの朝の番組『グッド・モーニング・ブリテン』に出演した。

1973年に結成されたロックバンド「KISS」のベースとヴォーカルを担当したジーンは、ライブハウスで演奏していた「ヴァン・ヘイレン」を発掘し、彼らのデモテープ制作をプロデュースした人物だ。

カナダのブリティッシュコロンビア州から『グッド・モーニング・ブリテン』に生リモート出演したシモンズは、エディとの思い出を司会者ピアース・モーガンとスザンナ・リードに話した。


「俺はずっと忘れないだろう。彼らがクラブで演奏を始めた頃、そのスタート地点に俺は居合わせた。そこでエディ・ヴァン・ヘイレンが爆発するという現象を、目の当たりにしたんだ。」

「エディは感情をこめてプレイした。ギターを独学で学んでね。皆が見たのは驚異的なものだったんだ。彼らがヘッドライナーを務めた時のことは決して忘れない。初めてニューヨークに来た時、俺はバックステージに行ったんだが、その場は興奮状態だったよ。エディは満面の笑みでね。そしてそれが最も悲しい…。」

「悪いな。ちょっとグッときてしまった。エディといえば、俺がいつも思い出すのはあの満面の笑みだ。何が起ころうが、彼はいつも正々堂々としていたよ。」


「最も悲しいのは、どうやら若死にするのは善人だけってことだ。俺は打ちひしがれている。」

「俺はバカっぽい帽子なんかを着けている。だがこいつを外したら、12歳の子供みたいに涙がボロボロこぼれるだろうからさ。」

「人生はフェアじゃないな。この世には悪人が沢山いるが、奴らはこの地球上にいるべきじゃないと判断してる。なのに優しくて美しい魂を持ち、怪物的な才能を持つ人物の命が若くして奪われてしまった。」

「エディが他人のことを悪く言ったことは一度もなかったよ。彼が亡くなったという知らせを聞いた時、どうしたことか最初に頭に浮かんだのはエディの笑顔だったんだ。変だろう?」


英時間6日、同番組の司会者ピアース・モーガンは「RIP、エディ・ヴァン・ヘイレン、65歳。音楽の歴史上で最も素晴らしいギタリストの1人であり、愉快で温かく、面白い人物だ」とツイートした。


ピアースはエディの名言「To hell with the rules, if it sounds right – then it is’(ルールなんてクソくらえだ。それが正しいと思えるなら、それで良いんだ)」を付け加え、追悼の意を表している。



画像2、3、4、6枚目は『Good Morning Britain 2020年10月7日付Twitter「‘When I think of Eddie, I just think of that big smile.’」』『Eddie Van Halen 2017年5月15日付Instagram「Having fun making animal noises on my new Wolfgang USA Signature Guitars.」』『Piers Morgan 2020年10月6日付Twitter「RIP Eddie Van Halen, 65.」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)
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