松本人志、“ロジハラ”が理解不能「これハラスメントなんですか？」

11日放送の『ワイドナショー』（フジテレビ系）で、SNSで話題になっている“ロジハラ”を取り上げた。ロジハラとは「ロジカルハラスメント」の略で、正論（ロジカル）を振りかざして相手を追い詰めるハラスメントだという。実例が紹介されたが、レギュラーコメンテーターの松本人志（ダウンタウン）は「これハラスメントなんですか？」、「全く意味がわからん」と頭を抱えていた。

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番組によると、たとえば友達が軽く愚痴を言っただけなのに「でも、それは君にも非があるよ」と指摘した場合や、部下がミスをした理由は分かっているのに、上司が「なんでミスしたの？　なんでできなかったのか説明して」とわざわざ言わせる場合がロジハラに当たるそうだ。つまり“論理的に正しい指摘であっても相手を思い遣る心がない人”、“真っ向から正論をぶつけて困らせたり、優位に立とうとする人”を指すのだと、MCの東野幸治が付け加えた。

すると「ちょっと、待ってー！」と笑いながら、首を振る松本人志。一体どこがハラスメントに当たるのか全く理解できない様子だ。それであれば、自分の隣に座っているフリップネタで一世を風靡したバカリズムは「ロジハラ芸人だよね」と松本は真顔である。バカリズムもこの意見にうなずきながら「セクハラ、パワハラと同じ棚にロジハラを並べるのはちょっと違うかな」と、正論をハラスメント扱いすることに違和感を覚えたようだ。スタジオの男性陣からは理解が得られない“ロジカルハラスメント”、東野は「相手に細い道ではなく、太い逃げ道を残しておく優しさが必要」と正論だけで押し切らないようにとアドバイスしていた。


このロジハラは、ツイッターのトレンド入りするほど視聴者からも反響が大きかった。「ワイドナショーでロジハラって初めて聞いた」、「ロジハラね…正論と言うよりも言い方の問題だと思うけどね…正しい事を言ってハラスメントになるなら嘘ばかりの世の中になる」、「いやマウント取る為の正論で、優越感に浸るのが目的だから。感情論なんだよロジハラは」「仕事においてはロジハラとかないと思う。ミスばっかする人を思いやって気持ちに寄り添っても仕事回らんしょ」、「言い返せないことをいいことに、それで相手を追い詰めて、全部悪いのは自分なんだと思い込まされる。前もって答えを考えて提出しても、違うロジックではねのけられるか、何でそんなに考える必要があったの？とどんなに頑張っても何をしても全否定。それがロジハラ」と異様な盛り上がりを見せている。

また同番組のコメンテーターでもある乙武洋匡も、自身のツイッターで「こんなものがまかり通ったら、すべてに感情が優先される歪んだ社会になってしまう。むしろ世間の空気に流されずに正論を言ってくれる存在は大切にすべきでしょ」とロジハラについて持論を展開。ただロジハラと聞いて、2ちゃんねる創設者の“ひろゆき氏”こと西村博之氏が真っ先に頭に思い浮かんだそうで、「オレ大好きよ、あの人」とのことである。
（TechinsightJapan編集部　みやび）