日本ハム・西川が球団最多タイ6度目の30盗塁 2年ぶり盗塁王へ逆転の可能性も十分

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2020年10月11日 22:34  ベースボールキング

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日本ハム・西川遥輝
◆ キャプテンハルキ、球団レコードに並ぶ。

 日本ハムの西川遥輝選手(28)が11日、本拠地のオリックス戦に「1番・中堅」で先発出場。3打数2安打1打点1盗塁をマークし、2年ぶり6度目のシーズン30盗塁に到達した。

 3点ビハインドの9回、2点差に詰め寄る中前適時打を放ち、直後に二塁盗塁を成功。後続が倒れ得点には繋がらなかったが、球団としては島田誠氏(1976年D外〜1991年引退)に並ぶ最多タイ記録となる6度目のシーズン30盗塁到達となった。


◆ 残り22試合で4差。西川の勝算は…?

 今季のパ・リーグの盗塁王争いは、11日終了時点でソフトバンク・周東佑京選手(24)が34個でトップを走り、4個差で西川が追う展開。3位につけるロッテ・和田康士朗選手(21個)との差を考えても、タイトルレースは上位2人による一騎打ちの様相だ。

 このトップ2を比較して気になったのが「出塁率」の差。盗塁数トップを走る周東が「.313」に対して、西川は「.423」と1割以上の差をつけてリードしているのだ。

 西川はここまでリーグ2位にあたる73個もの四球を選んでおり、出塁率は同4位の好成績。残る全22試合で両者が4打席ずつに立ったとすれば、単純計算で西川が約10回多く出塁することになる。

 昨季、周東が“代走のスペシャリスト”として名を挙げたように、必ずしも出塁能力が高くなければ盗塁が出来ないわけではないが、現在レギュラーポジションを務める両者を比較する上では、「出塁率」がタイトルレースの行方を左右するといっても過言ではない。

 今後、周東が打撃面での数字を落とすようなら、打席内のパフォーマンスに分がある西川が一気に逆転、というシナリオも考えられるだろう。

 鷹の韋駄天がこのままトップで逃げ切るのか、はたまた西川が逆転でタイトルをかっさらうのか。パ・リーグの盗塁王争いをリードする2人から目が離せない。


▼ パ・リーグ盗塁ランキング
1位 34個 周東佑京(ソ)
2位 30個 西川遥輝(日)
3位 21個 和田康士朗(ロ)
4位 16個 佐野皓大(オ)
4位 16個 源田壮亮(西)
6位 14個 荻野貴司(ロ)
6位 14個 小深田大翔(楽)
6位 14個 外崎修汰(西)
9位 12個 福田周平(オ)
10位 11個 安達了一(オ)

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