ロッテに電撃加入のチェン・ウェイン 6回2失点も移籍後初勝利はお預け

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2020年10月14日 20:14  ベースボールキング

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ベースボールキング

楽天戦に先発したロッテのチェン・ウェイン=ZOZOマリン
◆ 6回投げ無四死球、NPB球にアジャスト

 9年ぶりに日本球界に復帰したロッテのチェン・ウェイン投手(35)が14日、本拠地・ZOZOマリンでの楽天戦で移籍後初登板初先発。持ち味を発揮し6回2失点と試合を作ったが、打線の援護に恵まれず移籍後初白星は次戦以降に持ち越しとなった。

 1回表、先頭の小深田を3球三振に仕留めるなどテンポ良く3者凡退スタート。するとその裏、ロッテは1番・藤原がプロ初アーチとなる先頭打者弾を放ち先制した。チェンは2回、一死から5番・ロメロに初被安打となる右前打を許すも、後続を落ち着いて退け無失点。3回は再びテンポ良く3者凡退に抑えゼロを刻んだ。

 しかし1点リードの4回、一死から3番・浅村、4番・島内に連打を許し一、三塁のピンチを招くと、続くロメロに右犠飛を許し同点に追いつかれた。5回のピンチも凌ぎ6も続投したが、先頭の浅村にソロ被弾。1−2と逆転を許した。

 チェンは4回以降に捕まったが、6回88球、7安打2失点、4奪三振無四死球の力投。打線の援護なく勝利投手の権利は得られなかったが、期待されているゲームメイク能力をしっかりと示した。ロッテは初回に藤原の先頭打者弾で幸先よく先制するも、2回以降は得点を奪えず1−4で敗戦。チェンは敗戦投手となった。

 チェンは2011年まで中日で8年間プレーし、2009年に最優秀防御率のタイトルを獲得するなど、NPB通算36勝30敗1セーブ、防御率2.59を記録。2012年から活躍の場をメジャーに移し、オリオールズ時代は4年間で3度の2ケタ勝利をマークするなど、MLB通算59勝51敗、防御率4.18の成績を残した。今年はマリナーズとマイナー契約を結んだが、6月に自由契約となり、9月にロッテが獲得を発表するまでは母国の台湾で調整していた。

このニュースに関するつぶやき

  • ブランクがあってもこれだけ投げてくれれば、今のチームには十分な助けになるでしょう。流石ベテラン。この後も頑張ってほしい。
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