「ネットゲームをしている子どもに話しかけないで!」…“身バレ”の危険性を訴えるSNS投稿が話題に

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2020年10月18日 20:20  まいどなニュース

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写真こんな姿を見て声をかけたくなるかもしれないけど…注意が必要です!(Creativa Images/stock.adobe.com)
こんな姿を見て声をかけたくなるかもしれないけど…注意が必要です!(Creativa Images/stock.adobe.com)

先日Twitterで「お子さんがネットゲームをやっている時に、急に子どもに話しかけてはいけません。名前を呼びかけるのはもってのほか!!!身バレします」という投稿が話題になりました。

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「ゲーム中に身バレする」と聞いて、「下の名前でしょ。それの何が身バレ?」「別にいいじゃない、名前くらい。何が問題になるのかわからない」と思う人も多いのではないでしょうか。下の名前がバレてしまった事で、具体的にどんな問題がおこるのでしょうか。

身近にひそむ身バレの危険

身バレといえば、子どもたちが普段利用しているSNSにも潜んでいることはご存知かと思います。とくに、Twitterやinstagramは本名を晒さずに自分の友人や知り合いのコミュニティのなかだけで書き込みをしていると思いがち。でも、そのなかで個人が特定できるような要素を含んだ投稿をしてしまうと、実際は全世界の人が見ることができる設定になっていて、個人が特定されてしまう可能性があります。

1) ゲーム内でボイチャ(ボイスチャット)をしている時

上記のTwitter投稿で話題になった例です。ボイスチャットとは、オンラインゲームで2人以上の相手と音声を利用し、リアルタイムでコミュニケーションをとれるシステムのこと。お友達同士でも、見知らぬ人ともやりとりができます。現在はこのボイスチャットを利用してできるゲームが大人気です。このようなゲームを子どもがしている後ろで、家族が気にせず大きな声で話しているとその声がボイチャしている相手にも筒抜けになります。そこで、子どもの名前、子どもの学校の話、住んでいる町の話をしてしまうと、個人情報が知らない相手に伝わってしまいます。

2)子どもが動画投稿をした時

こちら実際にあった事例。子どもがSNSにアップした動画をみていると、その後ろには室内歩いているお母さんがはっきり映っていました。しかもお母さんは、ノーメークに部屋着の様子で、お母さんが娘に「パパ、もうすぐ帰ってくるよ」や「(家の用事)はどうなった?」等と普段の会話が筒抜け、最後には「携帯で何してるの?」という声まで入っていました。

このお母さんは、その姿が全国に配信されているとは知らないのではないでしょうか。

脅しやいじめに発展することにも?

身バレで脅しやいじめに発展する例もあります。

例えば、お互いを知っている場合、ゲームのボイスチャットで、「あいつはあの中学のダレソレだ」とか「あいつの住所はドコソコ」と晒したりする嫌がらせがあります。

では、ゲームで出会って、お互いが知らない場合は、特に問題ないのでしょうか。現実社会(リアル)では、あまり強い性格ではないけど、ゲームが上手くてゲームの中では攻撃的な子どももいます。その子がゲーム内で様々なトラブルを起こしている時に、親が本名で呼んだことにより、そこから個人を特定されてしまうことがあります。最近は珍しい名前も多い為、場所がある程度限定されれば、すぐに個人特定へと繋がってしまいます。

また、下の名前が分かった場合、「それがきっかけで変な人から絡まれるんじゃないか」と心配になるのは、女の子の親。例えば、ゲーム内では女性が性別を隠してプレイしていたにも関わらず、ボイチャで名前を呼ばれた事により性別がバレてしまうことがあります。女性とわかったら、メッセージが急に増えたりして周りの態度が変わることも多いでしょう。また、見知らぬ相手がふとしたきっかけで下の名前を知った場合、馴れ馴れしく呼ぶことにより、「知っている=近い人」と勘違いして急に親近感がわき距離が縮まる場合があります。最近は、これらの事をを心配しなければならないのは、女の子の親に限ったことではありません。

更に、オンラインゲームは些細なことで喧嘩になることがあります。その時に、下の名前や個人を特定するヒントがわかってしまうと、「お前、ダレソレだろう。もう住所もわかっている。今からお前の家行く」と脅したりする悪い人もいます。そして、言われた子どもは案外信じてしまい、親にもいえず、不当な要求をのんでしまったりします。

身バレは単に恥ずかしいという子どもの心情

このように、いじめやトラブルに発展する例をいくつかあげましたが、子どもにとっては、危険より単に恥ずかしいという心境のようです。例えばゲーム内のボイチャネーム(ハンドルネーム)は、かっこいい名前にしているのに、本名で、親から「ナントカちゃ〜ん」と呼ばれれば、ゲーム内で作り上げたイメージはぶち壊しになったり、普段は、おかんとかお袋と少々悪ぶって呼んでいるのに、ボイチャで母親と仲がいいという家庭内での様子がバレてしまった等。大人からすると「そんなことで」と思っていても、子どもにとっては敏感になる大事な事なのかもしれません。

身バレ以前に、学校の友達や知っている人以外とボイチャをすることを禁止したほうがいいという声もありますが、それは各家庭のルール。知らない人とネット上で遊ぶからこそ楽しいと評価するのか、それともリアルの友達だけに限定するのか家庭によって変わってきそうです。

ただ、子どもが知らない人とボイスチャットをしているため、家族が後ろでしゃべると、「身バレするから」と怒られ、家族がリビングでだんまりという肩身の狭い思いをしているという話をきくと、きちんとルールを決めたほうがいいのではと思ってしまいます。

◆くま ゆうこ デジタルハラスメント対策専門家。株式会社マモル代表取締役社長。自身の強みであるWebマーケティングのノウハウを活かし、 いじめや組織のハラスメントを未然に防ぐシステム「マモレポ」を開発する傍ら、学校コンサルティング、いじめ・ハラスメントのセミナー登壇、執筆を行う。

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このニュースに関するつぶやき

  • 記事の粗さが酷いに尽きる…"身バレ"って自己責任で終わる話じゃん…子供なら親の責任やろ?情報悪用した奴等捕まえればよくね?ネチケットはもう死語?
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  • 気を付ける部分の『そこじゃない』感が半端ない。
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