関西学生リーグのホームラン王、民家に打ち込む危険な男

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2020年10月18日 21:02  朝日新聞デジタル

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写真打席に立つ近大の佐藤輝明=わかさ京都、佐藤祐生撮影
打席に立つ近大の佐藤輝明=わかさ京都、佐藤祐生撮影

■(ドラフト会議人物館)近大、佐藤輝明内野手


 関西学生リーグで通算14本塁打(18日現在)を放ち、現行リーグの最多記録を塗り替えた。大学2年の時には日本代表に選ばれ、関西学生の秋季リーグで最優秀選手にも輝いた。


 高校は「家から近い」という理由だけで甲子園出場経験のない仁川学院(兵庫)に進学。当時はサッカー部に入部するか迷うほど野球に意欲がなかったという。高校2年で新チームになってから意識が変わった。チームメートの誘いでトレーニングジムに通い出し、体つきが変わるにつれ、打力も走力も上がり、肩も強くなった。高校通算20本塁打のうち、ほとんどがトレーニングを経た3年の春夏に放ったものだ。「打てるようになったので、野球も楽しくなった」


 高3の夏は兵庫大会1回戦で五回コールド負け。高校時代は全くの無名だったが、大学に入るとチームメートに甲子園経験者が多くいる中で、入学直後から頭角を現した。フリー打撃などの練習はフェンス越えを連発し、グラウンド下の民家に危険が及ぶため、山中に2面あるうち高い位置にあるグラウンドでしか行わないようになった。今秋のリーグでは厳しい警戒の中、12日までに放った7安打のうち2本塁打を含む6本が長打だ。


 1位候補として注目を浴びるが、全く動じない精神力も兼ね備える。「昔から自分に自信があり、『俺なら(プロに)なれるぞ』と思っていた。ドラフトのことはそんなに気にせず、今はリーグ戦の一打席一打席に集中したい」(佐藤祐生)


 〈さとう・てるあき〉兵庫県西宮市出身。小学1年から野球を始め、中学まで軟式。大学では3年までで関西学生リーグでベストナインを3度受賞。アイドルグループ・ももいろクローバーZのファンで、「推し」は高城れに。身長187センチ、94キロ。右投げ左打ち。


    ◇


 プロ野球のドラフト(新人選択)会議が26日、東京都内で開かれる。今年はコロナ禍で会議の様相も変わるが、プロを夢見る選手たちの熱い思いに変わりはない。運命のドラフトを前に、注目選手を紹介する。


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