芥川賞作家・高山羽根子、受賞後第一作『暗闇にレンズ』発売即重版決定

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2020年10月20日 18:02  リアルサウンド

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 『首里の馬』で、第163回芥川賞を受賞した高山羽根子の受賞後第一作、初の書き下ろし長編『暗闇にレンズ』が東京創元社より刊行され、即重版が決定した。


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 高山は、2010年「うどん、キツネつきの」で第1回創元SF短編賞の佳作でデビューし、2016年「太陽の側の島」で第2回林芙美子賞を受賞、そして2020年に「首里の馬」で第163回芥川賞受賞とSFから純文学まで幅広く活躍する、今もっとも注目を集める書き手のひとり。


 新作『暗闇にレンズ』は、映画と映像にまつわる壮大な偽史と、時代に翻弄されつつもレンズをのぞき続けた“一族”の物語が描かれている。


■高山羽根子コメント
この時代の我々にとって大切なものになるように、ずっと先にも大切なものになるようにと考えながら、それでも楽しみながら書いた一冊です。


■内容紹介
高校生の「わたし」は親友の「彼女」と監視カメラだらけの街を歩き、携帯端末の小さなレンズをかざして世界を切り取る。かつて「わたし」の母や、祖母や、曾祖母たちがしてきたのと同じように。そうして切り取られた世界の一部は、あるときには教育や娯楽のために、またあるときには兵器として戦争や紛争、弾圧のために用いられた――映画と映像にまつわる壮大な偽史と、時代に翻弄されつつもレンズをのぞき続けた“一族”の物語。


■書店員による推薦コメント(書店名五十音順/敬称略)
・構成が面白く、登場人物も魅力的で面白く読んだ。(紀伊國屋書店富山店 藤井翔子)
・自分が知らなかっただけで史実なんじゃ……とリアルに怖かった。ほんとうにすごいものを読んだな、と呆然としました。(TSUTAYA中万々店 山中由貴)
・緩やかな速度で回り始めた物語が、どんどんスピードアップし、気づくと手に汗握るほどの緊張感をまとわりつかせながらやがて迎える結末を息を呑みつつ読了しました。(BOOKPORT鶴見店 渡辺美由希)
・何も気負うことなくレンズを人に向けたり、人から向けられたりすることが当たり前になった現代で、改めて「映像」が持つ影響力や可能性について考えさせられた。(BOOKSなかだ掛尾本店 斉藤兼子)
・数多の運命に翻弄されながら、それぞれの時代を生きる人々の信念と強さに感動しました。(明文堂書店富山新庄経堂店 野口陽子)
・多角的な視点から浮かびあがる一族の物語は力強く、私を鼓舞してくれる。そして読み終えた時、静かに喜びに満ちた気持ちになる。(八重洲ブックセンター宇都宮パセオ店 高野典子)
・現代と過去とこれからの未来がフィルムとなって頭に入ってきました。この壮大な嘘の映像小説をぜひ「観て」ほしいなと思いました!(山下書店大塚店 吉田智子)


■高山羽根子(たかやま・はねこ)プロフィール
1975年富山県生まれ。多摩美術大学美術学部絵画学科卒。2010年、「うどん キツネつきの」で第1回創元SF短編賞佳作となる。14年、同作を標題とした短編集『うどん キツネつきの』(東京創元社)で書籍デビュー。同書は第36回日本SF大賞最終候補に選出された。16年、「太陽の側の島」で第2回林芙美子文学賞を受賞。19年「居た場所」で第160回芥川賞候補、「カム・ギャザー・ラウンド・ピープル」で第161回芥川賞候補。20年「首里の馬」で第163回芥川龍之介賞を受賞。


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