自転車運転に「自信なし」の70代以上は0%の調査も…危険性を考える

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2020年10月22日 08:00  AERA dot.

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写真各地で行われる講習に参加しよう (c)朝日新聞社
各地で行われる講習に参加しよう (c)朝日新聞社
 うららかな日差しのもと、自転車で疾走する人が増えてきた。コロナ禍のため公共交通機関での移動を避けたい人には、もってこいの移動手段である。自動車運転免許を返納した高齢者にとっては貴重な足となるが、実は危険な落とし穴があった。安全に乗るためのすべを知ろう。

【高齢者が安全に自転車に乗るために知っておきたい10カ条はこちら】

 高齢者にとっては、自転車運転は大きなリスクを伴う。

 警察庁の発表によると、昨年の自転車乗用中に起きた事故での死亡者は433人。そのうち65歳以上の高齢者は299人もいて、全体の69%を占めるのだ。80歳以上だけでも、31%にあたる133人が亡くなっている。

 高齢者の自転車運転に関する研究を続ける元田良孝・岩手県立大学名誉教授が説明する。

「65歳を過ぎますと、いろんな部分で能力が落ちてきます。でも本人は信じたくないんですね。自転車なんて大丈夫だと考えたがるんです」

 元田氏が最初に高齢自転車運転者について調査を行ったのは、2011年。驚きの結果が出た。

 運転の自己評価を尋ねたところ、50代以下では「自信がある」と答えた人は39.2%、「少し自信がある」という人が44.3%だったのに対し、60代はそれぞれ46.1%、43.6%。70代以上となると57.2%、35.7%もいた。ちなみに「自信なし」と答えた人は50代以下で0.9%いたが、70代以上は0%!

「自動車の運転なら、その能力について家族が評価して話すでしょう。また高齢者講習などを通じて、自覚を持たせることもできます。でも自転車は免許がないだけに、本人に対して気づかせにくい。高齢者が自信を持つ傾向は変わりません」

 そう語る元田氏は、高齢者が苦手とする状況についても研究してきた。

「高齢者の死亡事故は、多くが日没時の前後1時間以内。照度がどんどん変わるのに、目がついていけないんです。その時間帯には乗らないように。もちろん、すっかり暗くなった夜間も避けましょう。どうしても夜間に乗らないといけないなら、自動車に早期に見つけてもらえるように尾灯をつけましょう」

 自転車運転技術を過信しているだけではない。高齢者の問題として、法令遵守の意識が低いことも挙げられる。前述の警察庁発表によると、高齢者での死者(第1・第2当事者)の79%が法令違反をしていた(高齢者以外は72%)。特に目に付く違反は、安全不確認の20%(同前12%)。自動車や歩行者の見落としをしないよう心がけたい。

 ブリヂストンサイクルの大槻浩太郎氏は、シニア向けの自転車講習会で指導を通じて気になった点があるという。一時停止をきちんとしない人が多いというのだ。

「完全に止まったなら、また漕ぎ出すのは大変なんですよね。それで、止まらずに行けるものなら止まらないという方がいるんです」(大槻氏)

(本誌・菊地武顕)

※週刊朝日  2020年10月30日号より抜粋

このニュースに関するつぶやき

  • 運転よか違反だな、歩道歩いてたら後ろからベル鳴らして、どかないからとギャーギャーわめいてきた。歩道走っちゃダメだと言うのも分からない老害も多い。
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  • 真っ直ぐに走らずフラフラしながら自転車を運転しているJJIをもし轢き殺すとコッチが悪くなるからね。本当に迷惑極まりないわ。
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