中日・大野雄が6度目の完封で5年ぶり2ケタ勝利 45イニング連続無失点の球団新記録

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2020年10月22日 20:42  ベースボールキング

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ベースボールキング

中日・大野雄大
○ 中日 1 − 0 DeNA ●
<21回戦・ナゴヤドーム>

 2位・中日が3連勝で今季最多の貯金7。先発の大野雄大は前回登板に続く今季6度目の完封勝利で、キャリアハイの11勝を挙げた2015年シーズン以来、5年ぶりの2ケタ10勝(5敗)に到達した。

 打線は相手先発・平良の前に苦戦。初回に挙げたビシエドの犠飛による1点に抑え込まれたが、頼れるエースが圧巻のピッチングで白星を手繰り寄せた。

 初回、先頭の神里に右安打を許したものの、女房役・木下の盗塁阻止もあって打者3人で攻撃をきると、2回以降もテンポよくゼロ行進。先頭打者を許した4回・5回はいずれも投ゴロ併殺で切り抜け、二塁ベースすら踏ませなかった。

 球数が100球に到達した8回、二死から代打で登場してきた梶谷と中井にこの日初めての連打を浴びて一打逆転のピンチを迎えると、ここでさらに一段ギアアップ。代打・楠本をカウント2-2から8球目のフォークで空三振に仕留めてピンチを脱出し、雄叫びとともに拳を握った。

 最終回も球威は衰えず、先頭の伊藤を空三振に打ち取ると、続く神里の投ゴロは投げ終わりの背後を襲った打球をノールックキャッチで止めるスーパープレー。二死から大和に左安打を許したものの、続くソトを中飛に抑え、今季10度目の完投勝利を飾った。

 この日は126球を投げて6安打、無四球、9奪三振の内容。9月15日・広島戦の2回から続く無失点記録を「45回」まで伸ばし、球団では1956年に大矢根博臣氏が記録していた「40回1/3」を更新する球団新記録を樹立した。

 これで防御率は「1.79」まで良化し、奪三振「137」もリーグダントツ。10完投は2位の菅野智之と西勇輝に7差をつける圧巻の成績で、先発投手最高の栄誉である沢村賞も見えてきた。

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  • 10完投6完封は近代野球で異次元。記録尽くめで凄すぎる!それだけに二けた勝利が5年ぶりが意外にも思える。
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