スペイン紙『ABC』がバルセロナに所属するスペイン代表FWアンス・ファティへの人種差別表現について謝罪した。イギリスメディア『BBC』が伝えている
チャンピオンズリーグ(CL)・グループステージ第1節が20日に行われ、バルセロナはホームでフェレンツヴァーロシュと対戦した。この試合に先発出場を果たしたファティはネットを揺らし5−1での大勝に貢献。このゴールでファティは18歳になる前にCLで複数得点を記録した初の選手となった。
『ABC』の記者サルヴァドール・ソストレス氏はファティの活躍を「アンスはガゼルのように走る。さながら警察から逃げる若い黒人のストリートセラーのようだ」と表現していた。
これに対しては、バルセロナでチームメイトのフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンが自身のSNSで「アンスは、他の人間と同じように尊敬に値する特別な少年だ。人種差別も無礼も許されない」と投稿するなど、批判の声が上がっていた。
『ABC』は改めてこの件に関し謝罪文を掲載。このなかでソストレス氏は「アンスの動きの美しさを褒めようとしていた」として、「誤解を招いたことを深くお詫びする」と謝罪した。