「離婚したい」と思ったら、考えること・準備すること

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2020年10月23日 11:11  ノーツマルシェ

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ノーツマルシェ

「幸せになりたい!」 そう思って結婚生活をスタートしたのに、「こんなはずじゃなかった」「結婚したのになんだか幸せに思えない……」。夫婦問題のカウンセリングを行う筆者のところには、結婚生活に息苦しさを感じている妻からの相談が多く寄せられています。


 


■ すり合わせや歩み寄りの努力をしてきたけれど……


「結婚」とは、もともと他人同士が一緒に暮らし共同生活を始めること。環境もガラリと変わるのですから、夫婦で意見の相違や摩擦があるのは当たり前です。何ごともなく平穏無事に過ごせる方がレアケースなのかもしれません。


考え方に違いがあれば、夫婦でその都度話し合い、すり合わせたり、歩み寄ったり、譲歩したり……。共同生活を送る以上、そうした作業が必要となります。


「何度話し合っても、妥協点が見つからないんです」「努力したつもりです。でも、どうしても相容れなくて……」「いつも私ばっかりガマンして、疲れ果ててしまいました」


関係性がなかなか改善されず、「このままではイヤ!」「もう限界。離婚しかない!」と思い詰めている人に、夫婦問題を扱う筆者から提言があります。


 


■ 「離婚」はゴールではなく人生の通過点


「早く別れたい」と離婚を急いでいませんか。「白黒ハッキリさせたい」と結論を急いでいませんか。


離婚はゴールではなく、人生の通過点に過ぎません。その後の生活についても考えなければなりません。「離婚」という言葉が頭をよぎったときに、最初にすべきことは、“自身の心の整理”です。


本当に離婚したいのか、修復を願っているのか、自分の心に問いましょう。自分でもよくわからず、心の整理できないときは、夫婦問題に特化した専門家「夫婦問題カウンセラー」に相談することをおすすめします。


 


■ 情報収集することで不安が解消し一歩前進できる


離婚の決意を固めたら、住まいや仕事について具体的に考え、準備する必要があります。子どもがいる場合は、親権や養育費、面会交流など、シングルマザーとして子どもを育てていくためのプランを立てましょう。


大切なのは、悩みを一人で抱え込まないこと。夫婦問題カウンセラーだけでなく、弁護士、探偵社、行政書士、キャリアカウンセラー、ファイナンシャルプランナーなど、各分野には専門家が揃っているので、不安な点があれば積極的に問い合わせてみてください。情報収集することで不安が解消し、一歩前進できますよ。


 


[執筆:渡辺 里佳(夫婦関係・離婚カウンセラー)]


※写真:PIXTA、本文とは関係ありません


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