ビールのおつまみには枝豆が必ずランクインしてくると思いますが、これは非常に理にかなっている組み合わせなのです。
大豆は”畑の肉”といわれる通り、「タンパク質」が豊富な食べ物です。また、睡眠不足に陥りやすい人は、二日酔いにもなりやすい場合が多いのです。
理学療法士の筆者が、良質な睡眠と枝豆の関係についてお伝えします。
■枝豆に含まれる成分
大豆が熟していない青いうちのものを、茎ごと切りとったのが「枝豆」です。
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植物性タンパク質が豊富であるほか、「ビタミンB1」「ビタミンB2」「ビタミンC」といったビタミン類や、「カリウム」などのミネラル類も含まれています。実は、ウナギやレバーに匹敵するほどビタミンB1を含んでいます。
枝豆は女性の味方
カリウムの排泄効果による、高血圧改善効果も期待できるといわれています。「大豆イソフラボン」は、女性の強い味方でもあります。
■ビールのおつまみに枝豆がおすすめな理由
枝豆にはアルコールの代謝を助ける「ビタミンB1」や、とりすぎた塩分や水分の排出調整を促す「カリウム」が豊富に含まれています。ビタミンCやビタミンB1とともにアルコールの分解を助け、肝機能の負担を軽減させてくれます。
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ビールを飲まないからOKということではなく、普段から肝機能をケアするつもりで枝豆をいただくと良いでしょう。
■寝ても疲れがとれないと感じる人に
温度変化や消化器系の衰えからくる食欲不振は、睡眠に大きな影響を与えます。睡眠が十分にとれていないと、疲れがとれないという悪循環を招く場合があります。
エネルギーを作り出すためには、「ビタミンB群」も大切です。ビタミンBを多く含む食品として、枝豆を覚えておいてください。
枝豆は、海外では手軽に食べられると大人気にもなったそうです。さまざまな栄養素がぎゅっとつまった枝豆を、ぜひ味わってみてください。
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(著者/講師/理学療法士 矢間 あや)