セリエA第5節が24日に行われ、冨安健洋が所属するボローニャとラツィオが対戦した。冨安は開幕から5試合連続となるフル出場を果たした。
リーグ戦2連敗中で暫定18位のボローニャが、暫定12位のラツィオのホームに乗り込んだ。ラツィオはリーグ戦ではここまで1勝しかしていないものの、21日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)グループリーグ初戦のドルトムント戦では3−1と快勝を収めている。
試合を動かしたのはラツィオだった。ハーフウェーライン付近でボールをかっさらったルイス・アルベルトがゴール方向へ一気に持ち運び、ペナルティエリア付近から力強いシュートを放つ。ボールはGK正面に飛んだが、セーブすることはできず、ゴールネットを揺らした。
ラツィオはさらに76分、右サイドからクロスをあげると、最後はゴール前に詰めたチーロ・インモービレが押し込み、リードを2点に広げた。
しかし、ボローニャも反撃に出る。後半アディショナルタイム1分、フェデリコ・サンタンデールが中央へ折り返すと、ロレンツォ・デ・シルヴェストリが冷静に決め、1点差に詰め寄った。ボローニャの反撃も及ばず、試合はここで終了。ホームのラツィオがボローニャを2−1で下し、暫定10位に浮上。ボローニャはリーグ3連敗となり、暫定で18位に沈んでいる。
次節、ボローニャは31日にホームでカリアリと、ラツィオは11月1日にアウェイでトリノと対戦する。
【スコア】
ラツィオ 2−1 ボローニャ
【得点者】
1−0 54分 ルイス・アルベルト(ラツィオ)
2−0 76分 チーロ・インモービレ(ラツィオ)
2−1 90+1分 ロレンツォ・デ・シルヴェストリ(ボローニャ)