オリックスは強打者の獲得が必要。 強力リリーフ陣の確立も急務だ

2

2020年10月26日 07:01  webスポルティーバ

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

webスポルティーバ

写真写真

チーム事情から見るドラフト戦略2020〜オリックス編

 山本由伸、山岡泰輔、吉田正尚と球界を代表する選手を揃えながら、2年連続の最下位がほぼ決定的なオリックス。開幕前は上位に予想する解説者も多く、選手個々のポテンシャルは高い。

 今シーズンの戦いを振り返ると、ロースコアの展開で終盤に逆転負けを喫する試合が多かったように思う。つまりは、得点できる時にできないから、このような展開になったのだろう。現在、吉田がパ・リーグ首位打者に君臨しているが、それにつづく打者がいない。期待されたアダム・ジョーンズも不発に終わり、やはりここは打てる選手の獲得が最優先だ。

 そうしたチーム事情もあり、オリックスは早い段階で近畿大の佐藤輝明(右投左打)の1位指名を明言したが、まさに補強ポイントにピッタリの選手である。




 佐藤は圧倒的な長打力も魅力だが、足も速く、また内外野守れるなど、ユーティリティー性が高く、いろんなパターンでの起用が可能だ。チームにとってこれほどありがたい選手はいない。

 ただ、これだけの選手だ。巨人、ソフトバンクをはじめ、複数の球団が指名してくるのは間違いない。オリックスは長年クジ運に見放されており、それもチーム低迷の大きな要因になっている気もするが、ここは当たればラッキーぐらいの気持ちで挑んでほしい。

 当然、佐藤を外した時のシミュレーションも必要だ。右の強打者なら、中央大の牧秀悟(内野手/右投右打)も候補に挙がる。豪快さという部分では佐藤に劣るかもしれないが、広角に打ち分けられる打撃センスに、ツボにくれば楽々とオーバーフェンスする長打力は申し分ない。

 現在オリックスは太田涼や紅林弘太郎など、強打の内野手を育成中だが、彼らとともに佐藤、もしくは牧が加わった内野陣は他球団の脅威になるに違いない。

 1位で強打者を獲得すれば、2位以降で投手を補強しておきたい。できれば、ボールに力があり、リリーフに適性のある投手がほしいところだ。

 亜細亜大の平内龍太(へいない・りゅうた/右投右打)は最速156キロを誇り、落差のあるスプリットで空振りが奪える本格派。腕の出どころがわかりづらく、打者にとっては厄介な投手だ。

 また、八戸学院大の大道温貴(右投右打)もリリーフの適性があると見ている。今年秋のリーグ戦で1試合18奪三振の快投を見せたが、これだけ三振が取れるのはストレートの威力はもちろん、縦に鋭く曲がるスライダー、チェンジアップという必殺の変化球があるから。スタミナも十分で先発としても面白いが、リリーフのスペシャリストとして育ててみたら、とんでもない投手になるような気がしてならない。

 できればサウスポーもほしいところだ。今年は右の好投手が多く、左投手が少ない印象があるが、ENEOSの藤井聖(左投左打)やNTT東日本の佐々木健(左投左打)あたりが残っている状況であれば、獲っておきたい。

 いずれにしても、リリーフ陣が安定すればゲームプランが立てやすく、チーム力は一気に上がる。終盤に逆転されるゲームが多いのは、言い換えればリリーフ陣の安定のなさが招いた結果ともいえる。

◆巨人がドラフト1位で狙うスラッガーの正体>>

 あと、ポジション的には捕手も獲得しておきたい。シーズン終盤、頓宮裕真がマスクを被り"打てる捕手"への挑戦を始めたが、来シーズンどこまで機能するかはまったくの未知数である。

 ならば、ディフェンスを重視して、立命館大の榮枝裕貴(右投右打)を獲得するのもひとつの手だ。ランナーが走るのを躊躇してしまう肩は、それだけで武器だ。ソフトバンクの甲斐拓也が"強肩"を武器にスターダムを駆け上がったが、榮枝もそれに匹敵か、それ以上の逸材である。

 チームは長い低迷期に入っているが、適材適所の補強をすれば間違いなく上位進出はおろか、優勝争いをしても不思議ではない。まずはチームとしてしっかりとしたビジョンを描けているか。近年、育成に力を入れ始めたオリックスの本気が見えるドラフトになるのは間違いなさそうだ。

このニュースに関するつぶやき

  • そら無能長村が野手軽視して先見てなかったから得点力不足で低迷すんの当たり前だわ。福良がGMになって気づいたから打力売りの野手をメインに取り始めた。補強ポイント全部は間違いじゃないけどモノには言い方ってもんがある。 https://mixi.at/agyDi5t
    • イイネ!0
    • コメント 2件

つぶやき一覧へ(1件)

ニュース設定