MITの「MorphSensor」はセンシングデバイスのラピッド・プロトタイピングを可能にする

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2020年10月26日 08:01  Techable

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センシングデバイスの開発では、センサーモジュールに適合したガワや電子回路を設計する必要がある。もしデバイスに新たなセンサーモジュールを追加したくても、簡単にはいかない。

こうしたなか、MITコンピューター科学・人工知能研究所(CSAIL)の研究チームは、さまざまな機能を持つセンシングデバイスのラピッド・プロトタイピングを可能にする技術を開発した。

「MorphSensor」と呼ばれる同技術を利用すれば、湿度センサーや温度センサーなんかを素早く身の回りのアイテムに組み込めそうだ。
電子回路はインクジェットプリンターと導電性テープで研究チームは、専門的技能のないユーザーでも既存のアイテムに機能を追加できるようにしたいと考えている。実際MorphSensorの設計環境では、3Dモデルを使用してセンサーモジュールの自由な配置が可能だ。

設計環境上のさまざまな電子部品を、アイテムの3Dモデルに直接ドラッグアンドドロップ。電子回路を描画することで、望み通りのセンサーデバイスが設計できる。

電子回路はインクジェットプリンターと導電性テープを使用して制作でき、各電子部品を組み込んだうえでアイテムに貼り付ければセンシングデバイスの完成だ。
睡眠トラッキングできるAirPodsがわずか45分で研究チームが湿度センサーを備えたN95マスクや温度を検出する指輪、光の吸収をモニタする眼鏡を制作してMorphSensorをテストしたところ、既存のセンサーデバイスと同等の精度が示された。

また、AirPodsに睡眠トラッキングセンサーを組み込むのに、わずか45分しかかからなかったとのこと。

さらには、N95マスクの汚れをモニタして交換を通知する、指輪に湿度センサーを追加して天気を通知する…といった設計の更新もできたとのことで、将来的にはセンシングデバイスの開発が簡易化できる可能性がある。

参照元:Electronic design tool morphs interactive objects/ MIT News

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