待望の2匹目の猫、白血病陰性のはずが…発症して死亡 仲良しだった先住猫への感染の心配にも怯え…

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2020年10月26日 14:10  まいどなニュース

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写真保護当時、やせていて頬がこけている
保護当時、やせていて頬がこけている

東京都に住む矢野さんは、maluちゃんとい元保護猫を飼っていた。maluちゃんを譲渡してもらったボランティアが、新たに保護したという子猫の写真を見せてくれた。初めての多頭飼いだったので迷いはあったが、実際に見てひとめぼれ。里親になることにしたが、最初の検査で白血病陽性、2回目は陰性になった。

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野良猫の子猫hokuちゃん

2017年6月11日、東京都に住む矢野さんは、生後2カ月の保護猫、maluちゃんを迎えた。7ヶ月後、maluちゃんを譲渡してもらったボランティアの繋がりで、可愛いラグドールのミックスの保護猫がいると写真を見せてもらった。

「写真を見ると主人が、飼っちゃおう!と言いました。でも、家も狭いし多頭飼いの経験もなく、何より先住猫maluへのストレスが1番の心配でした。でも、会いに行ったら情がわいてしまいました」

名前は、ハワイ語で星という意味のhokuちゃんにした。

hokuちゃんは野良猫の子猫で、3匹兄弟の一匹だった。茨城県の田舎で暮らしていて、近くに住む高齢者がえさをあげていた。「このままでは野良がもっと増えてしまう」と、個人ボランティアが母猫と子猫保護した。

子猫たちはとても環境の悪いところで4カ月も野良生活をしていたため、1匹は保護する時には見つからず、死んでしまったようだった。残る2匹は猫風邪がひどかったが、元気だったという。ただ、口にできるものは何でも食べていたようで、保護された時は泥だらけ、口の中にまで泥が入っていた。

矢野さんは、「風邪がもう少し落ち着いたら引き取ろう」と思ったが、会いに行った後の血液検査で白血病陽性の結果が出てしまった。子猫だから陰転するともあると聞いたので、数週間後に再度検査をすると陰性だった。

先住猫のmaluちゃんと別室で飼える環境ではなかったので陽性ならあきらめるしかなかった。陰性という知らせを聞いて、矢野さんは本当に嬉しかったという。

まさかの白血病発症

2018年2月25日、矢野さんはhokuちゃんを引き取りに行った。車の中では大人しくしていたが、家に着くと「どこか隠れるところはないか」と隠れ場所を探していた。結局、hokuちゃんは、夫のTシャツの中に隠れ、そのままお腹の上でうとうとした。人懐っこく元気で、先住猫maluちゃんを慕って、くっついて回っていた。

すぐに仲良くなったのでホッとしたのもつかの間、過酷な野良生活を送っていたhokuちゃんは、本来必要な栄養が十分取れていなかったようで、猫風邪はもちろん皮膚病、寄生虫など、次々に問題が続出。全てがmaluちゃんにうつってしまい、2匹とも通院を余儀なくされた。

hokuちゃんは元気だったが、猫風邪からくる鼻炎や結膜炎、嘔吐、下痢、アレルギーを発症し、検査をしても原因がよく分からないことがしばしばあった。元気だったので、成猫になったら免疫力もついて落ち着くだろうと誰もが信じていた。ところが、1歳2カ月を過ぎた頃からまた吐き戻しがひどくなり、2019年の正月、トイレから出てくるとそのまま倒れ込んだ。いつもと違う様子に獣医師も驚き、まさかと思いつつも白血病の検査をしてみると、陽性だったという。

「まさかまさかの誰にも想定外の白血病陽性、そして発症でした。完全家猫なので感染する可能性はゼロ。譲渡前から陽性だったということになります。再検査で陰転したという情報が嘘だったのか、保護主さんの病院の検査の落ち度なのか、色々疑問点が出てきました」

兄弟もみんな白血病で亡くなった

疑念は生じたものの、その時は、hokuちゃんのケアと、仲良くベッタリ過ごしてきたmaluちゃんに感染していないかということに気をもんだ。

「すぐにでも隔離して飼育しないといけないと言われて、飼育環境を整えるため友人にも協力してもらいゲージを設置。仲良しのmaluとhokuを離して生活させました。これが1番辛いことでした」

「いっそmaluに感染してしまっているほうが、今、2匹が感じているストレスがなくなる」と思ったこともある。やがてmaluちゃんまでごはんを食べなくなり、元気がなくなった。

あれほどべったり一緒にいたmaluちゃんとhokuちゃん。きっと感染してしまっていると獣医師ですら思っていたようだった。しかし、maluちゃんの検査結果は陰性だった。矢野さんは、飛びあがるほど嬉しかったという。同時に、maluちゃんは、いつもの元気を取り戻した。

「どうやら私の不安がmaluに伝染していたのが原因のようでした。以心伝心とはこうゆうことなんですかね」

その後も2匹は一緒にいようと近づきますが、万一の感染を防ぐ為にも完全隔離が理想でしたがあまりにも可哀想だったので毎日何度もフリーな時間を作って私も主人もそこに寄り添いグルーミングしたらすぐmaluの体を拭き、咳込む時はすぐ壁や床を除菌など、出来る限りのことをしました。インターフェロン治療をするなど、矢野さんは少しでも長く生きて欲しいと願い看病したが、hokuちゃんは2019年2月6日に1歳4カ月で亡くなった。後に、別の家に引き取られた兄弟も白血病で亡くなったと分かった。

矢野さんは、「ごはんをあげるなら、その子たちの先のことも考えて欲しいし、知識を持ってほしい。自己満足ではいけない」と言う。

(まいどなニュース特約・渡辺 陽)

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