何人知っていますか? 欧州各地で活躍する“トラオレさん”をご紹介

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2020年10月26日 20:37  サッカーキング

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サッカーキング

何人知っていますか? [写真]=Getty Images
バルセロナ対レアル・マドリードの“エル・クラシコ”に負けないほどSNSで話題を呼んだ試合があった。24日に行われたエールディヴィジ第6節のVVVフェンロ対アヤックスだ。

 ご存知のとおり、アヤックスが13−0という衝撃的なスコアで勝利。データサイト『Opta』によると、アヤックスが挙げた13得点はエールディヴィジ史上最多得点記録だという。同クラブが1972年のフィテッセ戦で記録した12得点(12−1)を48年ぶりに更新した。

 そして13得点のうち5得点を挙げたのが、ブルキナファソ代表FWラシナ・トラオレだったが、一部のファンからは「どのトラオレ?」という声が上がった。サッカー界には同姓の選手たちが少なくないが、その中でも“トラオレ”姓は区別がつきにくい。同姓同名の選手もいるくらいだ。

 そこで今回は、サッカー界で活躍する現役のトラオレたちを8名ピックアップ。ここでは紹介しきれないほどトラオレは存在するが、いま押さえておくべき“トラオレ”を紹介する。なお“トラオレ”姓は西アフリカ諸国に多く存在し、『NetCredit』によると、マリで最も多い苗字だという。

※カッコ内は(所属クラブ/国籍/ポジション/現年齢)
[写真]=Getty Images

ラシナ・トラオレ

(アヤックス/ブルキナファソ/FW/19歳)
まずは、一躍世界的な注目を集めることになったトラオレから。ブルキナファソに生まれたストライカーはアヤックス・ケープタウンを経て、昨年1月に本家オランダのアヤックスに加入。2019年5月12日に行われたユトレヒト戦でトップチームデビューを飾った。VVVフェンロ戦までは今季無得点だったが、同試合で5ゴール3アシストを記録した。16歳でフル代表デビューを飾った逸材で、今後のさらなるブレイクが期待されている。

ラシナ・トラオレ

(バンドゥルマスポル/コートジボワール/FW/30歳)
「ラシナ・トラオレ」と聞いて、まず思い浮かべたのは彼だったかもしれない。身長203センチを誇る長身FWで、過去にはモナコやエヴァートンでプレー。2017年にスポルティング・ヒホンに加入した際には、“リーガ史上最も背の高い選手”として紹介された。最近は東欧のクラブを転々とし、今年9月からはトルコ2部リーグのバンドゥルマスポルに所属している。ちなみに、アヤックスのトラオレは「Lassina Traore」で、こちらは「Lacina Traore」。名前のアルファベットが異なる。

アダマ・トラオレ

(ウルヴァーハンプトン/スペイン&マリ/FW/24歳)
いまサッカー界で最も有名な「トラオレ」といえば、ウルヴァーハンプトン所属のアダマ・トラオレだろう。マリ出身の両親の元、スペイン・カタルーニャ州で誕生。バルセロナの下部組織を経て、2015年からイングランドに拠点を移すと、ウルヴァーハンプトンでブレイクを果たした。今年10月にスペイン代表デビューを果たしたが、マリ代表からも招集を受けた。同代表には、トルコのハタイスポルに所属するアダマ・トラオレと、サウジアラビアのアラーデルに所属するアダマ・トラオレも招集されており、3人の『アダマ・トラオレ』が名を連ねるはずだった。

ベルトラン・トラオレ

(アストン・ヴィラ/ブルキナファソ/FW/25歳)
アヤックスのラシナ・トラオレの従兄弟で、ブルキナファソ代表ではチームメイトとしてプレー。自身も2016−17シーズンにチェルシーからのレンタルでアヤックスに在籍していた。この夏は10番としてプレーしていたリヨンを退団し、アストン・ヴィラに加入。コーチのジョン・テリー氏はチェルシー時代の同僚にあたる。なお、攻撃的MFで兄のアライン・トラオレ(31歳)もブルキナファソ代表選手で、現在はモロッコのベルカンヌに所属している。

ハメド・ジュニオール・トラオレ

(サッスオーロ/コートジボワール/MF/20歳)
「セリエAのトラオレ」といえば、サッスオーロに所属するハメド・ジュニオール・トラオレだ。コートジボワールで生まれ、幼少期に家族でイタリアに移住。エンポリの下部組織で育ち、昨年夏に2年間のレンタル契約でサッスオーロに加入した。弟のアマド・トラオレ(18歳)はアタランタに所属する。足下の技術が高いMFで、久保建英とは同世代。コートジボワールの五輪代表メンバーであり、東京オリンピックで日本代表と対戦する可能性がある。

アマリ・トラオレ

(レンヌ/マリ/DF/28歳)
今季、クラブ史上初のチャンピオンズリーグ出場を果たしたレンヌで、右サイドバックのレギュラーを務めるアマリ・トラオレ。クラスノダールとの開幕節でも先発フル出場を果たした。『transfermarkt』による市場価格は800万ユーロ(約10億円)で、“トラオレ”姓の中では、アダマ・トラオレ(4000万ユーロ)、ハメド・ジュニオール・トラオレ(1400万ユーロ)、ベルトラン・トラオレ(1300万ユーロ)に次いで4番目の高さを誇る。

イブラヒマ・トラオレ

(ボルシアMG/フランス&ギニア/FW/32歳)
ブンデスリーガで10年以上のキャリアを誇るイブラヒマ・トラオレは、身長170センチ強の小柄なドリブラー。フランスで生まれたが、ギニア人の父とレバノン人の母を持ち、代表は父の祖国を選択している。サッカー選手よりも作家になりたかったと語るほど文学好きで、読書家として有名だ。

イスマエル・トラオレ

(アンジェ/フランス&コートジボワール/DF/34歳)
フランスのパリ生まれで、2012年にコートジボワール代表デビュー。出場機会はなかったものの、今月行われた日本代表戦ではメンバー入りを果たしていた。2015年から在籍するアンジェでは、センターバックとして活躍。キャプテンも務めており、守備の要であると同時に精神的支柱としてチームをけん引している。

(記事/Footmedia)

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