ソフトバンク・工藤監督が3年ぶり3度目の優勝監督に!「選手たちが勝つために最善を尽くしてくれた結果」

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2020年10月27日 22:44  ベースボールキング

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パ・リーグ優勝を決め、タッチを交わすソフトバンクナイン=ペイペイドーム
◆ 万歳三唱でファンと歓喜

 優勝マジックを「2」としていたソフトバンクが、マジック対象チームのロッテに勝利し、3年ぶり21度目となるリーグ優勝を決めた。

 今年は胴上げがなく、選手たちと大きな円になっての万歳三唱でファンと歓喜の瞬間を共有。自身3度目となるリーグ制覇を成し遂げたソフトバンクの工藤公康監督は「勝った瞬間は何とも言えないフワフワした気持ちで、皆と顔を合わせたときに勝ったんだなと自覚し、ほっとしています」と優勝監督インタビューで率直な思いを口にした。

 新型コロナウイルスの影響で例年とは異なるシーズンとなったことについては「多くの方が野球を開幕させようと一生懸命尽力していただいたおかげ」と、関係各所に感謝。さらに「もうひとつ、医療従事者の皆さまの献身的な行いがなければプロ野球が開幕することもなかったかもしれない。その中で我々は医療従事者の皆さまに多くの勇気をいただいたと思いますし、我々も野球を通して少しでも元気になってもらおうと頑張った結果がこの優勝ににつながったのではないか」と感謝の言葉を続けた。

 また、優勝が決まる大事な試合で6回無失点と素晴らしい投球をした和田毅投手には「さすがのピッチングをしてくれた」と感嘆。「ベンチにいる選手誰もがそのピッチングに勇気をもらって打つことができたんではないかと思います」と続け、ベテラン左腕を称えた。

 その他にも「常に選手が明るく元気でいられるように、ベンチでは川島くんやマッチが一生懸命若手に声をかけ、長谷川くんも若手に色々とアドバイスをしてくれたことで乗り切れたこともあったのではないかと思います。皆が明るくしてくれたことが12連勝につながり、リーグ優勝につながったと思います」と、チームを支えたベテラン野手にも感謝の言葉をおくった。

 3年ぶりとなったリーグ制覇については、「コンディションを整えたり、調整が難しい部分もあったと思うが、選手たちがよく調整してくれたし、自分のやるべきことをやってくれた。選手たちが勝つために最善を尽くしてくれた結果だと思います」と述べ、急逝した川村隆史コンディショニングコーチについても「その思いを一身に背負って今日は絶対に勝つぞと強い気持ちで臨むことができたと思う」と言及した。

 2位チームとのクライマックスシリーズに向けては「勝つことしか考えてません」とキッパリ。まずは残りの試合に全力で臨む意向を口にし、「ひとつも落とさないようなつもりでCSを勝ち、日本シリーズにいってしっかり勝てるように皆で明るく頑張っていきたいと思います」と次なる戦いを見据えた。

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  • 他記事に、パの5球団の監督のコメントで、鷲の三木監督の「ソフトバンクは試合の中で自分が求められていることに徹していた」。←まさにこれ。
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