トランプ大統領が逆転勝利する「最後のサプライズ」シナリオ

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2020年10月28日 07:00  AERA dot.

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写真4年前の逆転劇の再現を狙うトランプ米大統領 (c)朝日新聞社
4年前の逆転劇の再現を狙うトランプ米大統領 (c)朝日新聞社
 世界の行方を左右する米大統領選(11月3日投開票)が最終盤に入った。世論調査ではトランプ大統領が劣勢だが、バイデン氏が勝利確実かというと、そうでもない。上智大学の前嶋和弘教授(米国政治)は言う。

【写真】トランプ氏の後ろに…もの言いたげな視線を投げかけるのはあの人

「野球に例えると、現在は8回が終わってバイデン氏が3点リードしている状況。トランプ氏に残された攻撃は1回しかありません。しかし、現在の米国は二極化していて、どんな候補者で大統領選をしても票が割れます。まだ、何が起こるかわかりません」

 そのことを示す調査がある。米大統領選では、「オハイオ州を制した者が大統領選で勝つ」というパターンがある。そのオハイオ州を対象とした米国のキニピアク大学の世論調査(10月14日発表)では、バイデン氏は1ポイントしかリードしていない。

「オハイオ州は有権者の構成が米国全体の縮図となっていて、大統領選はつねに激戦。トランプ陣営はバイデン陣営がコロナ対策を理由に控える戸別訪問を積極的に展開し、追い上げる戦略をとっています」(前嶋氏)

 オハイオ州を制した候補者は過去31回の大統領選のうち29回で勝利しており、このパターンは1964年以降破られていない。また、大票田のフロリダ州やペンシルベニア州などでもトランプ氏は逆転可能圏内にいる。国際ジャーナリストの春名幹男氏は言う。

「前回も激戦州はヒラリー・クリントン氏が優勢でしたが、投票11日前に連邦捜査局(FBI)が私用メール問題でヒラリー氏を捜査すると発表し、トランプ逆転のきっかけの一つとなりました」

 トランプ氏は、どんな手段を使っても選挙に勝たなければならない理由もある。春名氏は続ける。

「マンハッタン地検はトランプ氏の事業について納税記録の提出を求めていますが、トランプ氏は拒否している。ほかにも時効になっていない疑惑が複数あり、落選すれば司法当局が捜査に入る可能性があります」

 捜査機関の介入を警戒するトランプ氏は郵便投票が不正につながるとして選挙結果に従わないことも示唆。その場合、「大統領選挙は連邦最高裁判所で争われることになる」とも公言している。

「トランプ氏は最高裁で新たに保守派の判事1人を指名した。最高裁判事は保守派が多数を占め、選挙結果が裁判になれば民主党に不利になる可能性がある。それを避けるには、バイデン氏は圧倒的な票差で勝利しなければなりません」(春名氏)

 さて結末はどうなるか。(本誌・西岡千史)

※週刊朝日  2020年11月6日号

このニュースに関するつぶやき

  • 逆転?既に勝っているんじゃない����ʴ򤷤�����
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  • これのこと?(笑)⇒ 【速報】バイデン、超展開で完全終了。 http://alfalfalfa.com/articles/292998.html
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