サマンサタバサ創業者 寺田和正氏の新会社が初の店舗出店 海外事業やスイーツ事業を強化へ

0

2020年10月28日 19:42  Fashionsnap.com

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

Fashionsnap.com

(左から)寺田和正氏、鷹城勲氏、紗栄子、宮本吾一氏、山川将弘氏 Image by: FASHIONSNAP.COM
サマンサタバサジャパンリミテッド(以下、サマンサタバサ)の創業者 寺田和正氏が今年3月に設立したサマンサグローバルブランディングアンドリサーチインスティチュートが、同社初の店舗「サマンサタバサグローバルアイランド 羽田空港第2ターミナル店」を10月28日の今日オープンした。サマンサタバサから譲受した海外事業やスイーツ事業に加えて、サマンサタバサと協業したファッション事業の展開を一層強化していく考えで、2025年度までに海外に200店舗を出店する予定だという。 関連記事 4期連続最終赤字のサマンサタバサがコナカの連結子会社に、海外事業は創業者 寺田和正氏の新会社に譲渡

 同社初の店舗は、羽田空港第2ターミナルにおける国際線施設の整備に伴い営業を休止していた「サマンサタバサスイーツ&トラベル 羽田空港第2ターミナル店」を移転リニューアルしたもの。店内は「サマンサタバサ サステナブル」「サマンサタバサ スタートアップ」「サマンサタバサ ブランドショップ」の3つのエリアで構成される。
 入口を入って右手に位置するサマンサタバサ サステナブルのコーナーにはキッチンカーを設置。「酪農×サステナブル」をテーマに那須で製造を行う「バターのいとこ」とのコラボスイーツを販売している。森林ノ牧場のスキンミルクとバナナを使用したスムージー(810〜864円)やソフトクリーム(500円/いずれも税込)などをラインナップするほか、店頭ではサマンサタバサ限定の新フレーバー「バターのいとこ 塩キャラメル」(単品で270円)を提供している。
 正面のサマンサタバサ スタートアップは「誰もが夢を叶えられる場所」をテーマに、店舗出店やブランド立ち上げを希望する若手ブランドを支援するコーナーとして展開。出店を希望するブランドの商品を期間限定で販売し、オープン時はE-girlsの藤井夏恋がディレクションするブランド「カレンズクローゼット(karen's closet)」の商品が揃う。

 入口左手に位置するサマンサタバサ ブランドショップでは、ウィメンズバッグをはじめ、メンズバッグ、小物、ジュエリー、アパレル、ゴルフ関連商品を販売し、同店限定商品も取り扱う。このほか子どもも店内を楽しめる仕掛けとして、メリーゴーランドを設置した。
 同日に開催したオープニングイベントでは寺田社長をはじめ、日本空港ビルデングの鷹城勲代表取締役会長兼CEO、「バターのいとこ」の製造販売を手掛けるチャウスの宮本吾一代表取締役、森林ノ牧場の山川将弘代表取締役、タレントで「NASU FARM VILLAGE」を運営するThink FUTUREの代表を務める紗栄子が登壇。那須を拠点に活動するバターのいとこや森林ノ牧場、紗栄子が、牧場や地域のアピールポイントなどをそれぞれ話した。イベントで寺田氏は「ブランドビジネスには力があるため、異業種の人と一緒に取り組めば新しい付加価値になるのではないかと思った。出店先の空港は都市から都市への架け橋となる場所なので、ブランドの魅力を国内外の多くの人に伝えたい」と抱負を語った。なお、1号店の初年度の目標売上高は現時点では非公開としている。
こちらもチェック 「サマンサタバサ」創業者の寺田和正氏が販売員1500人に1万円ずつ支給
    ニュース設定