ソフトバンク・千賀が8回無失点で5年連続の二桁勝利!毎回の12奪三振

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2020年10月28日 22:42  ベースボールキング

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ソフトバンクの千賀滉大 (C) Kyodo News
◆ エースの投球

 ソフトバンクの千賀滉大投手が28日に行われたロッテ戦(PayPayドーム)に先発登板し、8回を無失点に抑えて5年連続の二桁勝利となる10勝目を手にした。チームとしても月間19勝目となり、球団の最多タイ記録に。残り3試合で1勝すれば、58年ぶりの新記録樹立となる。

 千賀は初回、先頭の藤原恭大にいきなり二塁打を打たれる立ち上がりとなったが、続く角中勝也と中村奨吾から空振りの三振を奪うと、4番の安田尚憲には四球を与えたが5番・清田育宏からも空振り三振を奪う立ち上がり。

 3回にも先頭打者にヒットを打たれて出塁を許して一死一二塁となったが、中村、安田の中軸をしっかりと打ち取った。その後、4回、5回、6回は打者3人で片づけ、7回には周東の失策で走者を許したが、その後をしっかりと締めるエースの投球を披露する。

 一方の打線はロッテの先発、チェン・ウェイン相手に4回まで内野安打1本に抑えられていたが、5回に栗原陵矢の15号ソロで先制。7回には、先頭のグラシアルが二塁打で出塁し、犠打で三塁に走者を送ると、二死後に松田宣浩の適時打でリードを広げた。

 数少ない好機を得点に結びつけ、2点の援護を得た千賀は、7回終了時点で100球を超えていたものの8回もマウンドへ。先頭の荻野貴司に二塁打を許して一死一三塁のピンチを背負ったが、代走の和田康士朗をけん制で刺すと、最後は中村から三振を奪って毎回の12奪三振。8回無失点の好投で今季10勝目を挙げた。


◆ 大逆転での投手三冠も?!

 千賀は試合後、「自分的にも良かったかなと思いますし、拓也がよく考えていいリードをしてくれた」と女房役に感謝。5年連続の二桁勝利という結果には「大きなケガなくこの舞台で野球ができている証になると思うので、非常にうれしく思います」と満足感を示した。

 同日の試合では11勝で最多勝レースの首位に立つ楽天の涌井秀章が黒星を喫し、足踏み。千賀が次回の登板で勝利を収めれば「最多勝」の可能性も出てくる。また、この日の試合で今季の投球回数は113回となり、シーズン終了時の規定投球回まであと7イニング。「防御率」と「奪三振」も2位につけており、それぞれ首位に立つ可能性を残している。


▼ 勝利数
1位:11勝 涌井秀章(楽天)
2位:10勝 千賀滉大(ソフトバンク)

▼ 防御率
1位:2.20 山本由伸(オリックス)※コンディション不良で抹消中
2位:2.31 千賀滉大(ソフトバンク)

▼ 奪三振
1位:149奪三振 山本由伸(オリックス)※コンディション不良で抹消中
2位:140奪三振 千賀滉大(ソフトバンク)

※残り試合は楽天とオリックスが「9」、ソフトバンクが「8」。

このニュースに関するつぶやき

  • やはり強いチームはしっかりしたエースがいるなあ
    • イイネ!1
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