佐々木朗希のデビューは来季か…ロッテは選手のコロナ感染から“予定”が総崩れ?

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2020年10月29日 16:00  AERA dot.

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写真ロッテ・佐々木朗希のプロデビューはいつになるのか? (c)朝日新聞社
ロッテ・佐々木朗希のプロデビューはいつになるのか? (c)朝日新聞社
 ロッテ佐々木朗希の周辺が騒がしくなってきた。

 日本球界の宝でもある最速163キロの高卒右腕。1軍に帯同しながら慎重に育成されて来たが、方向転換が図られそうな気配もある。何かと“話題”となっている1軍の状況が大きく関わっているため、心配の声も上がっている。

【ファンが選んだ平成で最もカッコいいバッティングフォームはこの選手!】

「何とかいいところで放れれば」

 10月13日、井口資仁監督は佐々木に関して、今季中のテスト、顔見せ登板について言及した。

「ブルペンでもかなり力強い球を投げている。戦力と思えば、そこでいけるでしょう。朗希がどれくらい状態が上がってきて、試合で投げられるかというところだと思います」

 井口監督がコメントを出した時点では、チームは首位ソフトバンクを猛追しリーグ優勝の可能性も十分にあった。CS進出確定とも捉えられており、優勝の行方が決まった時点での登板を前向きに検討していたとされる。しかし風向きが大きく変わってしまった……。

 10月27日、ソフトバンク3年ぶりのパ・リーグ優勝が決定した。対戦相手はくしくもロッテだった。

 今季は27日の試合前時点で11勝6敗と勝ち越しており、ソフトバンクには相性は良かった。優勝が決まったこの日も5回まで1点差を追いかける接戦を演じていた。しかし、試合終盤からは地力の差を見せつけられた形で優勝を目の前で決められてしまった。

「負の連鎖に陥っている。一部選手が新型コロナウイルスに感染、球団の状況説明には虚偽などがあると報じられ世間からバッシングも受けた。その辺りからチームは連敗を重ね、ソフトバンクとのゲーム差を広げられ独走状態を許した。それだけでなく3位以下の西武、楽天に数ゲーム差に迫られている。まさに泣きっ面にハチの状態で、チーム内には焦りが見える」(ロッテ担当記者)

「ロッテが不気味だよ。来るかも分からんよ、ロッテが」

 辛口で知られる球団OBの張本勲氏も、TBS系サンデーモーニングで古巣の躍進を予言していた。(8月16日放送)

 開幕から若手、ベテラン、外国人と噛み合って安定した戦いを重ねて来た。しかしシーズン終盤を迎えボタンのかけ違いが生じる。

 故障者とともに、『クラスター』に近い新型コロナウイルス感染者が出てしまった。そしてウイルス感染に関し、一部週刊誌が球団の発表に虚偽があると伝えられた。コロナに感染した主力選手の離脱もあり、チームは好調時とは別人のように勝てなくなった。

「(リーグ優勝のチームが決まった後に)何らかの形で佐々木を登板させる予定だった。打者1人でも投げて1軍デビューすれば盛り上がる。CSシリーズへ向けてチームに勢いがつく。またコロナ禍でも応援してくれたファンの方々へのプレゼントにもなる。下世話な話で言うと営業的に少しでもプラスにしたい部分もある。日本一へ向けて良い流れで一丸になれると考えていたが、すべてが白紙に戻ってしまった」(ロッテ球団関係者)

 チームとしては05年以来のリーグ優勝を目指していた。仮に2位で終わっても10年以来、再度『下剋上』からの日本一の可能性は残る。リーグ優勝決定後に佐々木をデビューさせ、ファンを巻き込んでムーブを作り出し日本一まで走り抜く青写真を描いていた。しかし、2位確保さえ危うい状況になってしまい、“佐々木デビュー”の時期も含めプランの大幅変更を余儀なくされている。

「コロナ問題もあり、CS出場を逃せば責任問題にも波及しかねない。井口監督はチームの起爆剤として佐々木登板を早めることを検討。現時点でも短い回なら投げられるし、抑えることができればチームが盛り上がることは必至。最悪に近い雰囲気のチームにおいて、佐々木登板が最後の命綱と考えている。当初のプランからの大幅変更をせざるを得ないほど追い込まれている」(ロッテ担当記者)

 急激な下降線を辿るチーム状態が佐々木登板を早めるかもしれない……。しかし、これに「待った」をかけているのが、吉井理人投手コーチをはじめとした佐々木育成を任されているチームスタッフだという。

 吉井コーチはNPB、MLBで数々の修羅場をくぐって来たレジェンド右腕。過去には日本ハム、ソフトバンクで1軍、2軍両方の投手コーチを務めた実績もある。コーチングを学ぶため自身で大学院に通い、運動生理学や心理学を専攻したほどの敏腕コーチだ。

「佐々木育成には最大限の注意が図れらている。吉井コーチ、トレーニング、コンディショニング担当がチームで取り組んでいる。アマチュア時代の関係者とも密に連絡を取りつつ、焦らずに来てここまでは順調。体調面やチーム状態、天候などすべてが揃えば登板させる予定だった。ダメなら来季、という話だったのが、風向きが変わって来た。吉井コーチは佐々木のことを守りたいので、見切り発車での登板に反対するのは当然です」(ロッテ担当記者)

 5月26日のシート打撃登板時には160キロをマークし話題になった。その後は体調面の不安からペースダウン、一軍に帯同しながら調整を続けていた。その間には大谷翔平(エンゼルス)も悩まされた成長痛も多少であるが発症したと言われるが、そこもあらかじめ折込済みでの育成方針が取られていた。チームの一大事とはいえ、大事な逸材に無理を強いるわけにはいかない。

 張本氏が予言したとおり、ロッテはシーズン途中まで優勝争いの中心にいたが、誰もがまったく予想しなかった形で急降下となってしまった。

 開幕延期など色々あったシーズンだが、現場は眼前の戦いに集中するだけ。コロナ問題の事後処理は球団フロントに任せて、ロッテには最後までパ・リーグを大いに盛り上げて欲しいものだ。

 佐々木の将来にも誰もが注目している。数年後、世界に名を轟かせるほどの剛腕になることを期待している。目先の勝利も大事だが、ここは1つ、ロッテ球団としての度量を見せて欲しいと思う。

このニュースに関するつぶやき

  • 井口体制で無理して出て欲しくない。地道に体作りして、来年は二軍、デビューは再来年くらいで十分。その頃、馬鹿井口は居ないであろうから。
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  • 予定が狂った?コロナ前後でマーティンが抜けたのが痛いだけ。藤原、佐々木はむしろ早く使えや。ここの育成は無茶苦茶だから。見ろ安田なんか完全に自信なくしてるじゃんか
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