ZOZOの「ゾゾスーツ 2」は計測用マーカーが約50倍に、精緻な3Dモデルの生成を実現

ファッション通販サイト「ゾゾタウン（ZOZOTOWN）」を運営するゾゾ（ZOZO）が、3D計測用ボディースーツ「ゾゾスーツ 2（ZOZOSUIT 2）」を発表した。

　ゾゾスーツ 2は、採寸用ボディースーツ「ゾゾスーツ（以下、旧ゾゾスーツ）」の基本的な計測方法や計測の手軽さはそのままに、より精緻な身体の3Dモデル生成ができるように刷新。旧ゾゾスーツでは水玉模様の中に配した直径2mmのマーカーを認識対象に設定していたが、ゾゾスーツ 2では6mmのマーカーに変更したことでカメラの視認性を向上した。マーカー数を約50倍に増やし、スマートフォンのカメラで読み取れる情報量が増加。また、撮影中の動きや輪郭情報を使って3Dデータを補正する技術を新たに導入したことでアルゴリズムを大幅に改善し、より精密は3Dモデル生成が可能となった。これらの改善により、3Dレーザースキャナーに匹敵する高い精度を実現したという。
　同社はゾゾスーツ 2をファッションだけでなく、高精度の計測データが求められるスポーツウェアやアンダーウェアなどの開発やサイズ提案をはじめ、フィットネス、予防医療、ヘルスケア、ゲームといった様々な分野での活用を想定。1年以内の一般配布を目指し、ゾゾスーツ 2や3Dサイズを計測する「ZOZOMAT」を活用した新サービス開発のためのパートナー企業の募集を開始した。
　なお、ゾゾスーツ 2の発表に併せて開設した特設サイトには眼鏡を掛けた女性の写真に「ZOZOXXXXX」と「COMING SOON」の文字が記載されており、眼鏡に関する新サービスの発表を控えていると見られる。
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■ゾゾスーツ 2：特設サイト