プロ初先発のヤクルト・金久保が堂々の5回無失点 勝利投手の権利を手に降板

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2020年10月29日 19:54  ベースボールキング

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ベースボールキング

29日、広島戦でプロ初先発したヤクルトの金久保優斗
広島 − ヤクルト
<23回戦・マツダスタジアム>

 ヤクルトの高卒3年目右腕・金久保優斗投手(20)が29日、敵地の広島戦で初先発し、5回(77球)を投げて、被安打1、与四球3、奪三振6で無失点と好投。プロ初勝利の権利を手に降板した。

 初回、一死から四球を許すも、3番・鈴木、4番・松山を退け無失点。先頭に四球を与えた2回は會澤、堂林、曽根を三者連続三振。2巡目を迎えた3回、4回も伸びのあるストレートを軸に、スライダーを織り交ぜながら三者凡退に片付けた。

 3点リードで勝利投手の権利がかかる5回、先頭の會澤に抜けたスライダーを左中間へ運ばれ初安打となるエンタイトルツーベースを許すと、一死後に曽根に四球を与えて一死一二塁。2回以来のピンチを迎えたが、代打・坂倉を二ゴロ併殺に打ち取り、ここもゼロで切り抜けた。

 援護したい打線は、初回に金久保と同期入団の4番・村上の適時打など、5安打の猛攻で3点を先制。2回以降は追加点を奪えない状況が続いているが、5回終了時点で3−0。金久保は6回表の攻撃で代打を送られ、5回・77球で降板。初勝利の権利を手にリリーフ陣へバトンを繋いでいる。

 金久保は東海大市原望洋高から2017年のドラフト5位で入団した3年目右腕。ルーキーイヤーに右肘のトミー・ジョン手術を受け、昨季まで2シーズン一軍登板なし。10月20日にプロ初昇格し、初登板だった同22日・巨人戦はリリーフとして2回無失点だった。

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