パンデミックで食料不安が悪化 →10歳男児の活動が地域の人々をサポート、「人道主義者賞」を受賞

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2020年10月29日 20:10  まいどなニュース

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写真乾物や缶詰など、日持ちする食材を中心にストックする(Travis Heyingさん提供)
乾物や缶詰など、日持ちする食材を中心にストックする(Travis Heyingさん提供)

 大統領選ばかり注目されていますが、新型コロナウイルスのパンデミックの影響を受け、アメリカの失業率は統計開始以来、最悪の水準に達しています。従業員の解雇や一時解雇をせざるを得ない会社が増え続け、市民の食料不安もいまだ蔓延したままです。

【写真】寄付された品々がドドーン…予想以上のボリュームです

 しかし世の中、捨てたものではありません。前例のない状況の中、地域コミュニティの助け合いの様子を、しばしば耳にするようになりました。エッセンシャルワーカーに食事を寄付するレストラン、パンデミックで学校が休校になり、給食が食べられない生徒たちに昼食を配る団体、低所得層が暮らすエリアや店先などの公共の場に続出する冷蔵庫「コミュニティ・フリッジ」など、各地で食料不安への対処がなされています。

 今回、登場してもらった米国中西部カンザス州ウィチタ在住の10歳の少年パクストン君も「パクストンのブレッシング(恩恵)ボックス」というフードシェアリングを設置し、コミュニティを手助けする立派な住民のひとりです。

 これは「不要な食べ物や寄付できる日用品がある人は箱へ置いて行き、それを必要とする人は誰でも無料で利用できる」という支え合いのシステム。パクストン君はこの活動が称賛され、8月にカンザス州の非営利団体より「人道主義者賞」を受賞しました。母親のマギーさんにお話をうかがいました。

―「パクストンのブレッシングボックス」はいつから始まりましたか?

 2016年にSNSでフードシェアリングのアイデアを見つけたので、パクストンに説明したところ「家の庭に箱を作りたい」と言い出したのがきっかけです。パクストンはまだ6歳でした。

―どのような食料品や日用品を寄付することができますか?最も必要とされているアイテムは?

 冷蔵する必要のないものですね。例えば、インスタントラーメン、スパゲッティ、シーチキン、お米、シリアル、ナッツ、ビーフジャーキー、ドライフルーツなど長持ちする食材の寄付がありがたいです。中でも水が最も必要とされているのには驚きました。クラッカーやシリアルバーなど個包装されている食材もすぐになくなります。

―パンデミック以来、どんな変化がありましたか?

 以前と比べて、かなり需要が増えただけでなく、家族連れの利用者が目立ちます。一時解雇や解雇されてしまった従業員も多いようです。パンデミックで不足しているトイレットペーパー、ゴミ袋や石けんなどはニーズが高いアイテムです。

―今後の活動の目標は?

 現在、管理している箱の数は80個。今後20個追加するので作業場の倉庫へ移動し、箱を作ったり、色を塗ったりしているところです。カンザス州だけでなく、全米の州にボックスを設置するのが目標です。

  ◇  ◇

 「パクストンのブレッシングボックス」ほど大がかりな活動はできなくても、近所の一人暮らしの高齢者を訪問したり、身近な人々を地域で支え合うことなら、私たちにもできそうですよね。

(まいどなニュース特約・今井 悠乃)

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このニュースに関するつぶやき

  • 下らん事して自己満足に浸ってる暇あるんやったら勉強しなネトウヨやQアノンみたいになんで(((o(*゚▽゚*)o)))
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  • 米国では食料不安よりも。。。共産主義者たちのアメリカ乗取り計画 https://www.youtube.com/watch?v=5mj6dmX201M
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