米景気「K字型回復」鮮明=トランプ氏、挽回へ賭け

5

2020年10月30日 09:01  時事通信社

  • チェックする
  • つぶやく
  • 日記を書く

時事通信社

写真社会的距離を確保するため透明な仕切りのある席で食事をする人々=15日、ニューヨーク(AFP時事)
社会的距離を確保するため透明な仕切りのある席で食事をする人々=15日、ニューヨーク(AFP時事)
 【ワシントン時事】米国の2020年7〜9月期の実質GDP(国内総生産)は、年率換算の前期比伸び率が過去最大となり、新型コロナウイルス流行で縮んだ景気が3期ぶりに拡大に転じた。だが、改善は業種により明暗が分かれ、「K字型」の様相。支持率でバイデン前副大統領に後れを取るトランプ大統領は「V字回復」の達成を強調するが、再び感染が急拡大する中、経済優先の姿勢は形勢逆転への大きな賭けだ。

 7〜9月期は、コロナで生活様式が変わり、食品や医薬品といった必需品、自動車や在宅勤務用パソコンの需要が拡大。耐久財消費が経済を支えた。通信販売を含む小売業の就業者は深刻な感染拡大前の2月から6割も増えた。

 11月3日の大統領選では経済再生が大きな争点。トランプ氏は「経済を再開しなければ米国は無くなる」と主張する。「われわれはコロナとの共生を学んだ」とも訴え、感染拡大阻止より景気を重視する姿勢を示している。

 トランプ氏は、3、4月に失業した2200万人が21年中に仕事に戻れると主張。連邦準備制度理事会(FRB)内にも「20年末に景気の完全回復が視野に入る」(セントルイス連銀のブラード総裁)との見方がある。

 だが、飲食や娯楽といった人と接するサービス業は苦境から抜け出せていない。全米レストラン協会は「業界損失は年末までに2400億ドル(約25兆円)を超える」と悲鳴を上げる。航空大手3社は7〜9月期の損失が計96億ドルに達し、大規模リストラを迫られている。

 最近の感染再拡大も不安材料だ。政権高官は「感染拡大を制御するつもりはない」と言い放ち、リスク認識の甘さが批判を集めた。追加経済対策もトランプ氏の指導力欠如で成立のめどが立たず、景気回復が遠のく恐れがある。

 「99%の人は感染しても治る」。感染で自身も入院したトランプ氏は経済立て直しを前面に出し、支持者取り込みに躍起。だが感染再拡大による景気の二番底懸念が大きな壁になりかねない。 

このニュースに関するつぶやき

  • トランプ「大事な演説でシンゾーに触れる」ジュリアーニ「自分が消されたらソロスを疑ってね(超大物投資家」元仕事仲間「バイデン息子メール事実だ」http://totalwar.doorblog.jp/archives/55160619.html
    • イイネ!0
    • コメント 1件
  • いや・・・K字回復の意味をもうちょっと解説しようよ・・・富める者はますます富み、貧しいものはもっと貧しくなるって意味で、これは国にとってかなり悪い事態なんだが・・・
    • イイネ!1
    • コメント 0件

つぶやき一覧へ(3件)

前日のランキングへ

ニュース設定