41歳でF1残留を決めたライコネン「アルファロメオは第二の家族。彼らと一緒だからこそ、続けたいと思った」

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2020年10月30日 19:11  AUTOSPORT web

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キミ・ライコネン(アルファロメオ)
2021年に向けてアルファロメオとの契約を延長したキミ・ライコネンは、このチームだからこそさらに1年F1活動を継続したいという気持ちになったと語った。

 イタリア・イモラでのエミリア・ロマーニャGPを前にした10月30日、アルファロメオは2021年に現在のライコネンとアントニオ・ジョビナッツィのペアを来季も維持すると発表した。同チームは3年連続で同じドライバーラインアップを起用することになる。

 41歳のライコネンは、F1出走回数で現在史上トップに立っており、2021年にはF1での19シーズン目を迎える。2001年にアルファロメオの前身ザウバーからデビューを飾り、マクラーレンからフェラーリに移り、2007年にタイトルを獲得。2010年、2011年にWRCに参戦した後、2012年にロータスからF1に復帰、その後、フェラーリで5年を走り、2019年にアルファロメオに移籍した。

「アルファロメオ・レーシング・オーレンは、僕にとって単なるひとつのチームではなく、第二の家族のようなものだ」とライコネンは言う。

「2001年にF1にデビューした時にいたメンバーが今も大勢ここで働いている。このチームには独特の雰囲気があって、それが来年、F1での19シーズン目へと進んでいこうという僕のモチベーションを高めてくれるんだ」

「このチームのプロジェクトを信じ、協力し合って何かを成し遂げられると確信しているからこそ、僕はここにいる。このチームでは、言葉よりもハードワークが大きな価値を持つ。それが僕のスタイルとぴったり合う」

「来年、チームとともに中団トップのポジションに向かって前進していくことを楽しみにしている」

 チーム代表フレデリック・バスールは、ライコネンのレースに対する情熱とモチベーションは全く衰えておらず、チームにとって信頼できる存在であると語った。

「我々チームが、キミとアントニオのペアと来シーズンも一緒に働けることをとてもうれしく思う」とバスール。

「キミについてはすでに誰もが知る存在であり、私がここで語る必要はないだろう。2001年にデビューした時から、その才能は誰の目にも明らかだった。彼が働いている姿を見るたびに、変わらぬ情熱とモチベーションが彼のなかにあるのが分かる。マシンが持つ力を100パーセント引き出すことにおいて信頼できるドライバーであり、周囲の人々にとって真のリーダーでもある」

 ジョビナッツィは2017年にザウバーからF1デビュー、2戦を走った後、翌年は同チームのテストドライバーを務め、2019年に後身アルファロメオからフル参戦デビューを果たした。

 ジョビナッツィについてバスール代表は「2019年終盤に高いパフォーマンスを見せ、2020年を通して進歩し続けている」と語っている。「コース上の走行からエンジニアリングブリーフィングまで、あらゆる面でアントニオはチームにおいて重要な役割を果たしている。2021年の新契約に値する仕事をしてきたことは間違いない。彼の仕事倫理、チームへのコミットメント、周囲にも伝わる熱意は、アルファロメオ・レーシング・オーレンにとって大きな財産である」

 ジョビナッツィは、チームと協力し合い、前進を果たしていきたいと語った。アルファロメオは今年困難なシーズンを送っており、12戦終了時点で合計ポイントは5点、ランキング8位に位置している。

「アルファロメオ・レーシング・オーレンは、この2シーズンにわたり僕にとってF1におけるホームだった。この関係がさらに1年続くことになりうれしい」とジョビナッツィ。

「チームは僕を心から信頼してくれるし、僕はその信頼にハードワークとコミットメントで応えるためにベストを尽くしてきた。これまで一緒にいいリザルトを達成してきており、チームの進歩に貢献してきたと感じている。でもまだ道のりは長い。一緒に成し遂げたいことが山ほどあるんだ。今年から来年にかけて多くのことが継続されるから、今シーズンの取り組みすべてが来年において大きな意味を持つ。これからも全力を尽くしていくつもりだ」

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